株初心者の時は、どうしても失敗してしまうもの。
これから株取引を始めたい方、株取引を始めてみたけれど上手くいかないという方に、よくある失敗ケースを大紹介。どれも少し注意すれば避けられることばかりなので、株取引で悲惨な目に合わないように事前にチェックしておきましょう。
儲かる投資家=損しにくい投資家です。100%失敗しないことはあり得ませんが、失敗を少なくする事で確実に利益を増やす事ができるようになります。
失敗ケースを避けて取引していく事で、堅実に資産を増やしていきましょう!
資産が増えないと株式投資をしている意味がありませんからね!
目次
株初心者・失敗あるある7選|損しない投資家になる為の思考とスキル
失敗1:思い込みの「逆張り」で大失敗
チャートを読んでテクニカルで取引するときにありがちなのが「逆張り」投資での大失敗。今が株価の底で、ここから上がるはず!と買いでエントリーしたら、反対に株価が下がってしまった、というケースです。
どうしてこういうことが起こるかというと、実は「成功したい」という心理から、見ているチャートが自分のイメージ通りに変わるように思い込んでしまうのが原因なのです。どうしても利益を出すためには株価の底で買いエントリーして、上がりきったところで売りたいと思うのが初心者の投資家心理。だから、少し株価が上がりそうな気配を見せているチャートを見ると「ここが底でここから上がるしかない」と思い込んでしまうのです。
この失敗を避けるためには、「トレンドが見えてから」エントリーするのが鉄則。エントリーポイントを間違えて損するよりも、トレンドが見えてからエントリーして、利幅は少なくても堅実にプラスで利益を出した方が賢いトレードです。
「頭と尻尾はくれてやれ」という投資格言があります。底で買って天井で売るというのはもう神業に近いタイミングですから、上がり始めで購入し、上がっている最中に利益確定するのが堅実ですね。
失敗2:信用取引で大失敗
株で短期間に大儲けをしようと考える人が失敗しがちなのが「信用取引」。取引量を証拠金の3倍程度まで広げられますから、取扱高が多くなり利益が出やすくなります。しかし、これは証券会社から借金して株を購入していることになるので要注意。損失が出る取引をすると、通常の3倍損失が広がり、それは元本を確実に痛めます。
また、信用取引でしかできない空売りで、売り局面でエントリーした場合にタイミングを間違えると、あっという間に原本がどんどん減ってしまうという事も起こりかねません。
保有している口座の残高に対して失敗した時のリスクが大きいのが信用取引。初心者のうちは手を出さないのが鉄則です。
失敗3:上場廃止株など「訳あり株」に飛びついて大失敗
何らかの理由で上場廃止が決まった株式銘柄などは、その特殊な要因から売りと買いの思惑が交錯し、出来高が多くなるとともにプロの投機集団などが投資対象にするケースがありえます。そういう特殊な株式は値動きが激しいので、初心者の方にとって「儲けやすい」と勘違いして投資するケースがあるのですが、これは本当に要注意。
なぜなら、特殊要因がある株式の値動きには常識が通用しないから。
よって、何も羅針盤がない状態で航海に出るようなもので、株価の流れが読めない中で取引することになりかねません。ここはグッと気持ちをこらえて手を出さないのが無難。
失敗4:ロスカット・損切りをしないで大失敗
購入した株式の値動きが狙いと外れ、株価が低迷してしまったら「損切り」するのが鉄則。「損小利大」という投資の考え方がある通り、損をとにかく少なくしていき、利益を取れる相場のときに大きく増やしていくのが上手な投資のやり方です。
スイングトレードで数日単位で取引する場合であれば、3%〜5%程度下落したら一度手放す「損切り」「ロスカット」するのが一般的。長期保有の場合には考え方にもよりますが、投資機会を有効に活用するためにも、一定程度下がったら一度損切りする方が良いです。
しかし、初心者の方は一度売ってしまって「損失を確定」するのをとにかく嫌がります。また上がってくれば損失が利益になる可能性が出てくるので、売らずにそのまま保有しておいて、いつか上がるチャンスを待とうとするのです。俗にいう「株を塩漬け」してしまうのですね。
しかし、これは損失を確定しないという意味においては確かにそうなのですが、塩漬けにしている間に大事な投資元本が寝てしまっていることになりますし、また株価が上がってくる確証はありません。であれば、数%下がったところで一度手放し、他に手元資金で変える銘柄を購入して、そちらで利益を出していく方が健全なのです。
株主優待や配当で物凄く魅力がある、あるいは、ご自身が勤める企業の株式などでない限りにおいては「適切な損切り」が投資の効率をあげ、資産を増やすことにつながります。
失敗5:出来高が少ない株で大失敗
新興市場に多く、東証1部でもよく存在しているのが「1日の出来高が少ない株式」です。出来高が少ないと、値動きが荒くなる傾向にあるので、何らかのニュースや材料が出ると急に高騰することがあります。その流れに乗って投資をすると、今度は投資した途端に急落ということがあり得ます。
初めのうちは出来高の少ない株式は避けて、流動性の高い株式銘柄で投資を行った方が健全です。
ただし、出来高の少ない株式銘柄で、今後数カ月から数年で業績が向上することを予見できている株式銘柄があるならばそれは買いである可能性が高いです。業績向上の予測はなかなか難しいですが、しかし、いまお勤めの業界の会社で実は内容がよくわかっている会社であるとか、自分が利用している製品サービスを販売している会社で、将来性を信じられる会社などであれば踏み込んでみると面白いです!
失敗6:注文を間違えて大失敗
本当にあるあるなんですが、失敗例として
- 成り行き注文で資金残高全額の買い注文を出してしまった
- 売値の指値を間違えて、安い値段で売ってしまった
- 逆指値の注文方法を間違えて損失を増やしてしまった
などなど、注文方法は慣れないうちは間違えてしまうもの。十分にネット証券の使い方や、デモトレードなどを通じて練習してから取引に臨むのが吉。
失敗7:利益確定で欲を出しすぎて大失敗
初心者のうちは、投資に成功すると嬉しくて「もっと上がる、もっと上がる」と過度に期待しがちです。そのうちに売り時を逃してしまってしまう、あるいは持ち続けてしまって売ることができずに、逆に買値より下になるまで保有してしまうなんていう大失敗をしてしまうことすらあり得るのが現実。
利益確定のタイミングを見極めるのは難しいのですが、短期の移動平均線の向きが水平になってきたタイミングなどを一つの目安にして利益確定をすると良いでしょう。8%以上利益が取れたら売却するなど、短期売買であればルールを決めておくのが堅実ですね。
「初心者失敗あるある」を避けるために気をつける事とは? 資金管理ルールを明確に決められるようにしていこう!
結果的に何となく売買していたり、明確な資金管理のルールなしに投資を始めてしまう事が大失敗につながるケースが多いです。例えば初心者の方向けの資金管理ルール例を以下に示しますので、参考にしながらトレードを組み立ててみてください
<初心者の資金管理ルールの例>
- 現物取引のみに絞り信用取引は行わない
- 1銘柄の購入は口座残高の20%までとして銘柄分散する(資金量がある場合は10%程度までとする)
- 3%(5%)下がったら損切り
- 8%、あるいは●万円上がったら利益確定
まとめ
思い込みによる取引や、実力以上に保有残高以上にレバレッジをかけて取引を行ったりしていく事が大失敗につながっていきます。個別株式の取引を行う場合、相場を学習し、株の値動きについての理論が理解できるようになるまで、慎重に取引を行う事が結果的に成功につながります。
投資は淡々と行う事が重要です。短期的に大きく利益を伸ばすのはギャンブルではないので中々難しいです。月の利益率とすれば3%〜4%取れればもう十分でそれを複利で徐々に増やしていけば雪だるま式に最後には資産が増えていきますから、焦らずにゆっくりと確実に投資をしていきましょう!
目指すは投資での富裕層への仲間入り! 頑張りましょう!
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