スイングトレードが儲からない理由|株初心者サラリーマンの失敗体験談

 

私の初心者時代の失敗体験から、スイングトレードで儲からない場合の理由を紹介したいと思います。

 

話しはかれこれ10年以上前に溯ります。当時、将来の資産形成のためにと、勤務している会社の自社株を毎月コツコツ積立していました。その当時、会社の業績がよかったこともあり株価も上昇していたので、結果、30代の前半にしては、結構な額の積立額と含み益が出来ました。

 

そこで欲が出たんですよね。「もっと増やしたいな」「毎年配当で家族旅行に行けたらいいな」とか思いまして、「もっと稼げるのではないか?」と株の短期売買に乗り出します。

 

今にして思うと無謀なのですが、なんと予算200万円を設定し短期売買を開始。結果、約半年後にマイナス50万円を超えてしまい、そこで一旦リセットして、しばらく株式投資から遠ざかる結果になりました。

 

この記事ではその失敗体験をお話しします。

 

東京直輝
当時の失敗は本当に教訓になります。(ちなみにその後しばらく経ってから、元手資金に貯金を追加して再度投資を開始。3年で約6倍まで増やす事ができました。)

 

目次

株初心者サラリーマンの失敗体験〜なぜスイングトレードで儲からないのか〜

相場全体が下落傾向なのに、地合いを無視してスイングトレードしていた

 

私が株式投資を始めたのはサブプライム相場として株価が上昇局面にあった時期でした。リーマンショック、前兆のサブプライムローン問題が起こる前のタイミングで、逆に今振り返れば、当時の相場が天井に近い時だったわけです。投資スタンスとしてリスクは最小限にしようと信用取引は行わず、現物主義で取引をスタートします。投資開始最初、そこそこ儲かっていた時期もありました。

 

そうこうするうちに、サブプライムローン問題の発覚から、日経平均株価が下落傾向に入ります。しかし、現物主義での投資のため、儲けを出すためには株価が上がる局面を捉える必要がありますから、下がり相場ながらも、上がるだろうという局面を狙って現物買いで参入するも、なかなか上手くいかず、結果、全面的に株式市場から撤退しました。

 

その後、リーマンショックでさらに株価は暴落。あの時一度手を引いておいて良かったと、今振り返ると思います。

景気、相場の全体感がどうなのか? この点は投資の前提として要注意です。

 

 

ポートフォリオの組み方・銘柄選びが中途半端で戦略性がなかった

 

「安定成長株への投資とスイングトレードでの短期売買の組み合わせ」というのが当時の私の戦略でしたが、これが初期として完全に間違い。

 

そもそも安定成長株を狙うのであればファンダメンタルズの分析をしっかり行い投資銘柄を決定する必要があります。しかし、これをあまりせずに、有名かどうか、業界が信頼できるかどうか、株価が安定して増加傾向にあるか、など表面的な理由だけで投資を決定。結果、ポジションをとってから上がりも下がりもせず、ただ相場全体の下落に合わせて利益を失っただけで終了。

 

東京直輝
企業の内面が見えている意味で、自社株の積立を継続していたほうがよっぽど合理的でした。

 

スイングトレード向けの株式銘柄選びについても、直近の値動き動向だけを見て売買。信用倍率などの受給状況などは無視して(というか知らずに)深く考えないで実行。ゆえに単なるギャンブル状態となり失敗という結果に。

 

東京直輝
スイングトレードで成功を目指すなら、移動平均乖離率、時価総額、信用倍率、出来高等でスクリーニングした上で、チャートの波形を見ていくのが王道ですね。

 

 

最初から資金を投入しすぎ。経験がないのに大金を動かした。

 

最初から大金を動かしたから良い経験がつめたと今では思えますが、冷静に考えると最初から大きく投資しないほうが短期売買での成功を目指すなら賢明。

 

大きく増やす事でなく、大きく減らさないことをまず重要視しながら、中小型の成長株など、トレンドが上昇基調の株式銘柄を見つけて行き、コツコツと稼いで行く事が重要。損切りのルールについても当時は決めずに売買していたので、大きく下げる株が出た時に利益がただ減って行くのを見ているだけになってしまったケースもありました。

 

 

利益確定した後、さらに上がっているチャートを見て再参入して失敗

 

1度だけ、上手くブレイクアウト状態にある株式に買いで参入できた事がありましたが、すぐに利益確定できてホクホクしていたところ、売った後にさらに株価が急激にあがって行きました。「売らずに持っておけばよかった」と、「もし上がった後の株価だったら今含み益はいくらであったか?」という計算をすると、確定した利益との差分が損したような気分になったのです。

 

その時、株価の伸びがチャート上で止まり、2日くらい株価がもみ合いをする相場に。実際にはそこから株価は急に下がって行くのですが、「もっと上がるのでは」という期待が「先入観」となりチャートを見てしまっているので、そのチャートを上がるための抵抗線状態であると判断し、買いで再参入。結果、見事に損失を大きく出す結果に。

 

トレンドがまだ見えていない株に、将来こうなるだろうという予測で入るのは禁物。

先入観を持って判断すると失敗する可能性が高いと言えます。

 

 

まとめ 〜初心者が勝つために〜

  • 売買ルールを確立できていないうちに大金をつぎ込むのはNG
  • 相場の地合いをよく見る事
  • 先入観を持ってチャートを見ると判断を見誤る

 

まずは余剰資金の中で一定額を決め、そこで堅実なトレードで経験を積んで行くことがオススメ。実際に資金を動かさないと経験は積めないので、シミュレーションばかりするのではなく、投資はしたほうが良いですが、経験もないのに大金を動かすと失敗したときのリスクが大きくなりすぎます。

そして、先入観を持ったチャート分析は自分よがりの分析になってしまい失敗の原因に。

また相場の地合いをよく考えておく事が重要。「木を見て森を見ず」の状態にならぬよう気をつけましょう。

 

東京直輝
「株を買うより時を買え」という格言があります。全体相場は極めて重要です。今思えば、リーマンショックで急落した直後は大バーゲンセールで買えた株が沢山あったんですよね・・・。「後の祭り」です。

 

 

ブログランキングに参加しています!記事の内容を気に入っていただけましたら、バナーのクリックで応援をお願いいたします!


サラリーマン投資家ランキング

 

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

 

 

 

メルマガでつながりませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください