株の買い方の種類|指値と成行の違い、初心者はどちらがいいのか?

ABOUT US
松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

指値(さしね)

指値は、買う価格もしくは売る価格を指定する注文方法。(さらに逆指値注文と呼ばれる、未来の条件を指定できるネット証券会社もあり、個人投資家必須の機能と言えます。)

 

成行(成り行き)

成行は、価格を指定せず、数量のみ指定する注文方法。価格は売買注文の直近の状態に合わせて取引される。

 

 

指値と成行はどんな局面でどのように使うべきか?

 

この記事では初心者の方向けに解説していきます。

 

株の買い方の種類|指値と成行の違い、初心者はどちらがいいのか?

 

指値とは? <売買は指値注文が基本>

 

自分が売買したい価格で注文を出すのが売買の基本。

 

デイトレードはあまり初心者の方にはオススメできない手法ですが、1度、場が空いている時間に「板」と呼ばれる売買注文状況がわかる表を見ながら指値で注文を出す経験をすると、どのように注文が処理されていくか体感する事が出来ますので、やってみると良いと思います。まさに今、いくらで株価が取引されているかを見ながら、買いたい価格、売りたい価格と数量を指値で注文していき、売買が成立していく経験をすると、価格の決まり方がよくわかります。

 

場の流れに合わせて注文を出すのではなく、前日夜に注文しておいて、当日中に取引するといった場合でも、指値で注文しておけば想定外の高い価格で買い注文が成立したり、低い値段で売り注文が成立することはありませんから安心。

 

ただし、逆に相場が動いている時には「指値が安すぎて買えなかった」「指値が高すぎて売れなかった」という事があり得ます。結果、株価がグングン上がっている相場に乗れず、買えていれば利益を出せていたのに、あと1円、2円の差で指値が違っていた事で売買できないということはあり得ますから、流れに乗りたいときは余裕を持った指値で注文を出す事がポイント。むしろ、市場が急変し、今すぐ損切りする、と言うような場面では成行でスパッと売ってしまうのが良いです。

 

 

成行(成り行き)とは? <お任せで流れに乗る>

 

成行で注文を出すと、通常であれば注文してすぐに取引が成立します。取引時間中に成行の買い注文を出すと、そのときに出ている最も低い価格の売り注文に対応して即座に注文が成立します。同様に成行の売り注文の場合は、最も価格が高い買い注文に対応して注文が即座に成立することになります。

 

取引時間中は「成行優先」で約定していくことにルールとして決まっていますので、指値注文と成行注文の場合は成行注文が優先されます。

 

 

成行のデメリットは、注文から成立までのあいだに株価が急激に上下した時に予想範囲を超えた価格で約定する可能性があること。1日の取引量が少ない株式の場合などには、本当に気をつけないと、値段制限いっぱいの極端な価格で注文を出している人がいた場合に、その価格で取引されてしまうこともあり得ますから、前日に注文を出しておく場合などには注意が必要です。

 

 

すぐ約定するメリットを生かせば、今すぐ買いたい、今すぐ売りたい、という時には成行で注文を出してしまって多少の価格差は気にせずに、株式を売買してしまう事が出来ます。

 

 

逆指値注文のメリット

 

株を現物で購入したら、逆指値注文で「いくらまで下がったら自動的に売る」ことを指定する事ができるのが逆指値。つまり、損切りラインを決定しておく事ができる。これをしておけば、日中場に貼り付けないサラリーマンの方でも、株価の急変に備えて、損失を自分の想定内に確定する事が可能であり、大変便利です。

 

逆に株価が購入ラインより上で推移してくるようになれば逆指値で、一定の利益が出たらその瞬間に売却して利益確定する方向でも使えますし、株価が上昇トレンドになったら買いを入れる時も使えます。場に貼り付けない投資家必須の機能と言える便利な機能がネット証券では使えますので、要チェックです。

 

 

特殊注文方法(執行条件付注文)

 

寄成と寄指

市場開始の瞬間の、寄付き時の価格で成行買いを行うのが寄成注文。寄付にのみ指値注文が執行されるのが寄指注文。

 

引成と引指

その名の通り引け値(ひけね)で株式を売買する手法

 

不成注文

はじめ、指値で注文を出しておき、引け値までにその取引が成立しなかった場合、成行で注文されるという方式。

 

まとめ

初心者がトラブルを防ぐにはすべて指値を使うべき

希望価格と約定価格が違った!というありがちなトラブルを防ぐためにも、まずは指値注文を使った取引が基本

 

今すぐ売買したい時には成行

場の流れに沿ってとにかく買いたい、とにかく売りたいと言う時には多少の価格差は気にせず成行で売買

 

未来の価格条件を設定して安心を担保する逆指値

損切りライン、または利益確定ラインなど、自分の保有ポジションに合わせて未来の価格を設定しておき、場に張り付かなくても機動的な取引を確保します

 

 

初心者の方は、1度は市場が開いている時に、指値で注文して売買してみることをオススメします。そうすると注文による執行状況がリアルにわかるので、様々な条件を体感する事が可能になります。

メルマガ登録でPDFプレゼント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください