10万円以下で投資できる株式銘柄は、どのくらいあると思いますか?
答えは全上場銘柄のうち、1,214株も存在しています。
(2018年9月7日終値ベース)
もし、10万円を元手に、毎月10%の利益を出し続けたら、
どのくらい資金は増えると思いますか?
税引後利益を全額毎月複利で投資し続けたとすると、
なんと、31ヶ月後に100万円を超え、
73ヶ月後には2500万円を突破するのです。
凄くないですか!?
株式投資というと、どうしても初期にお金がたくさんかかるイメージがありますが、少額から始められ、場合によっては大きな成功に繋がる可能性もあるのが魅力です。
この記事では少額からの投資を成功に導く方法について見ていきましょう。
目次
株初心者はいくらから始める?〜10万円で始める株式投資〜
10万円で始められる株式は何銘柄あるのか?
2018年9月7日終値ベースで、全上場銘柄の中で1214株が、総額10万円以内で投資できます。かなり多くの銘柄が10万円で投資対象になるわけですね。しかし、「安い株=業績が悪くて将来性がない株」というように思われた方も多いのではないですか? そうだとしたらかなり心配ですよね。
しかし、安い株=業績が悪い株ということで決してありません。なぜなら、業績の良い会社であっても、多くの投資家が投資しやすいように、最低投資可能な単元株数を低くしていることもあリますし、流動性を高めるために最低投資金額を安く保つ企業戦略もあります。
最低投資に必要な資金の計算
- 株式投資に最低必要な資金 = 株価 × 取引単位株数
株価300円、取引単位株数1000株の企業であれば、最低投資額は30万円ということです。これが株価300円、取引単位株数100株であれば最低投資額は3万円からとなるという事。「単位株数」が少なければ比較的低額から投資が可能なのです。
毎月10%複利で増えたらどうなるか?
株の利益を計算するためには税金の仕組みを知る事が先決。
株式投資で得られた利益額(譲渡益)には、税率20.315%(所得税15.315%+住民税5% ※所得税に復興特別税を含む)が掛かります。これを譲渡益課税と呼びます。
毎月10%複利のシミュレーション
仮に10万円ピッタリの額の株式があったとして、1ヶ月後に10%の利益が出たとします。この場合、10万円×10%=1万円の譲渡益。1万円に対して20.315%の税額が引かれますので、手元には(10万円)+(1万円×(1-0.20315))=107,969円残る計算になります。また翌月、この手元額とピッタリ同じ金額の株式があったとして、同じ計算で毎月利益額と税率を計算して行くと、以下のグラフのようになります。
なんと、仮に毎月10%の複利だと、税金を考慮しても約2年半で100万円を突破する計算です!
もちろん、この数字は全額を再投資している数字ですので、あくまで仮の数字です。
毎月10%の増加を確実に続けるのは、これもまた仮の話ですので現実的ではありません。実際、こんなにうまく行く可能性は極めて少ないです。
しかし、「株式投資を少額から始めたとしても、将来の可能性が十分にある」ということはイメージできたのではないでしょうか?
損しない事が極めて重要
先ほどのシミュレーションは毎月10%の複利で大きな効果が出ました。逆に言えば、毎月20%とか30%とかの高い利益率でなくても、損をしなければ、投資効果が積み重なることはイメージできたのではないでしょうか?
現実には株式トレードでは失敗は必ずあります。毎回成功が続くということはあり得ません。必ず損失(含み損)が出ますから、含み損が事前に決めた水準に達したら「また株価が戻るかも」みたいな心理的な願望で持ちつづけるのはやめて、粛々と一度清算(損きり・ロスカット)する事がリスク対策として極めて重要なのです。1度負けても、また次のトレードで大きく利益を出すことを狙って行く!
一度大きく負けると、復活を狙うのが本当に難しくなりますから、「損切り」を確実に行って、次の取引に備えて行きましょう!
儲かる株式銘柄スクリーニングのコツ
スクリーニングとは様々な条件を入れて株を絞り込むこと。証券会社が提供しているネット証券の機能を使って絞り込みを行っていくのです。
ベースとして株価の地合いを見て行くためにはファンファメンタルズ分析と呼ばれる基礎的な視点で株価を見るのが良いです。
- PBR 株価が純資産に対して何倍かを見る指標。例えば、1倍以下なのに企業業績は好調という場合、株価は割安なので買われて上がる可能性が出ます。
- PER 株価が一株あたりの純利益の何倍かを見る指標。業界平均のPER等とその企業の水準を比べた時に業績と照らして合っていなければ、買われてくる可能性も出ます。
テクニカルなチャート分析の視点から株価の動きを予測する場合には、次のような視点は条件になってきます。
- 出来高 株価が動く場合には出来高が伴ってきます。出来高が急に増えている銘柄は上下する可能性が高いです。
- 移動平均乖離率 移動平均線より0〜2%プラス、などの条件で検索することでこれまでの動きからトレンドを少し形成しつつある株式が検索できます。
- 信用倍率 2.5倍をうわまっていると信用取引で売られる可能性が高く上がりにくくなります。
まとめ
- 10万円から投資を始めることは十分可能
- 損しない事が重要 取引ルールを決めておく
- 毎月利益を積み重ねられれば、資産を大きく増やせる
将来への不安が大きい現在の日本、そしてインフレ傾向も出てきています。株式投資を資産形成の一つとしてうまく活用して、将来に備えて行きましょう!
初心者の方でも少額から資産を増やして行く事は可能です!
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