株を売るやり方|指値・成行・逆指値・有効なタイミング解説

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

株を売る方法について徹底解説!

ただ売れば良いのではなく、「うまく売りたい」ですよね。「株は注文方法も色々あるし、タイミングもどう考えれば良いかわからない」という方に、株の売り方をご紹介していきます!

この記事を読めば、効果的に株を売る方法がわかります。

 

株を売るやり方|指値・成行・逆指値・有効なタイミング解説

株を売るタイミング(1)利益が出ている時

まず、現物株を保有されている方が、買ったときより株価が上昇した時は売り時です。

ではどのくらい上がれば売るべきなのでしょうか?

短期売買で取引を重ねていく場合には、+2%〜+8%程度上がったタイミングで利益確定してしまい、次の株取引に資金を回していく戦略があります。%ではなく、+5000円、+10000円など、金額で目標を定めている投資家も多いです。

中長期で保有している場合には、まだまだトレンドとして上昇していくと考えれば+10%でも売り時としては早いですね。数ヶ月かから数年で+50%、+100%(2倍)といったタイミングが狙えるかどうかを、企業業績などからみて判断していきましょう。株価は企業の純利益と連動するケースが多いです。今年より来年の純利益が大幅に上がりそうなら、それは株価も連動して上がりますから上がるタイミングを待ちましょう。

 

株を売るタイミング(2)損失が一定額出た時/損切り・ロスカット

現物株を持っている場合で、一定額損が出た時には売却する事をオススメします。これは損切りロスカットと呼ばれます。例えば、▲5%下がったら理由を考えずに売却してしまうというようにルールを作ることが重要です。

なぜ、損切りするのでしょうか?

理由の1つ目は資金を有効に活用するため。下がっている株式に資金を入れておくより、別の上がる株に資金を入れたほうが効率的に投資が可能です。

理由の2つ目はどこまで下がるか分からないので「リスクヘッジ」をするため。これは、下がった株価が再び上昇するには下がった以上のパワーが必要なのです。株価がもし10%下落したら、元の株価になるには+11%必要です。20%ダウンしたら+25%が必要。50%ダウンしたら+100%が必要。つまり、下落した株が戻るのには市場のパワーが必要なので、早めに見切りをつけたほうが良いということです。

 

株を売る注文方法3種類 指値・成行・逆指値

注文方法としては3種類ありますから覚えましょう

1:指値(さしね):指定した金額で売却する方法

指定した金額で売れますので有効に活用しましょう。

注意したいのは、下降相場の時には、現在の株価より上の金額で注文を入れても約定する可能性は低いこと。理由は簡単で、買い手からすれば、安い金額で買える株が他にある状態だからですね。もし、下降相場の中で指値を入れて売却するのであれば、今の取引価格付近で注文を入れるのが良いでしょう。

 

2:成り行き(成行):場の状態に合わせて売却する方法

指値注文よりも優先で売却ができますので、流れに合わせたスピーディーな売却が可能です。多少損しても今のタイミングで確実に売りたいという時に使うと良いでしょう。タイミングを逃して売れなくなるよりも、成り行きでトレードを成立させるほうが良い局面は多数あります。「時は金なり」です。

 

3:逆指値

細かく注文条件を入れられます。損切りをあらかじめ設定しておくなどの注文として有効です。日中場の値動きをずっとみていなくても、あらかじめ、いくら以下になったならば売る、という事をこの注文を使えば設定できますから、損切り・ロスカットを自動的に行え、損失を一定額に抑えることができます。

SBI証券の取引画面の例 指値・成行・逆指値が選べる

 

詳細な注文方法 執行条件付き

寄指、寄引など、指値や成り行きの注文に、さらに付け加えることができる細かい注文条件があります。

初心者の方が1つだけ覚えておくと良いのは「不成(ふなり)」という注文条件です。

不成とは、寄付とザラバ中は指値の注文として受付するけれども、ザラバ中に未約定の場合には、引けの時点、つまり場が終了する間際において「成行注文」に変更して発注することを条件とした注文です。これであれば最初から成り行きで売るのではなく、もし希望額で売れなければ、最後に成り行きで売る、ということができますから、当日中にどうしても売りたいけれどもできるだけ有利に売りたいという時に使えます。

詳しい条件等は証券会社によっても異なります。参考までにSBI証券のサイトをご紹介します。

 

売りから入る「空売り」での売り方

最後に信用取引を使った方法です。これは上級者の方向けと言えますが、下降相場の時に、最初に証券会社から株を借りて「売り」、あとで株価が下がった時に場で株を「買い」、証券会社に株を返すやり方です。「高く売って安く買う」のが空売りで、「安く買って高く売る」のと同じなので、利益が出ます。現物株を持っていなくても株を売ることができるので「空売り」と呼ばれます。

メリットは下降相場で利益が取れること。デメリットはもし、仕掛けた空売りに対して、相場が転じて上昇相場になった場合には、青天井で損失が出る可能性があることです。相場を見る力がついてきてからは有効に使える手法ですので、初心者のうちは手を出さないほうが無難ですが、覚えておくと良い取引手法です。

 

まとめ

株を売るという1つのことでも覚えなくてはいけないことって多々ありますね。売り方が上手くなると株取引も楽しくなってきます。

一円単位で細かく取引することが有効な局面もあれば、タイミング優先で売り切ってしまうほうが良い局面もあります。取引の中でうまく局面と売り方を使い分けていくと良いですね。

 

株式投資がうまく成功に向かっていくことを祈っております!

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