株式投資はかれこれサラリーマン生活と共に20年以上やっており、管理人にとって株は資産形成には欠かせない存在となっています。
そこで、これから「株を始めたい」と考えているサラリーマンの初心者の方に、株のやり方・始め方を<理解しやすい方法>で、ご紹介します!
初心者が「株は難しい!」と思ってしまうのは、いきなり細かいチャートの見方や売買方法などを覚えようとするから。そうではなくて、まず、大づかみに「株のやり方・始め方」を理解することが大事。そして、自分の投資の目的や、どういう投資スタンスで株をやるかを戦略的に考えていく事が重要です。
早速ご紹介いたします!
目次
初心者の株のやり方・始め方<準備編>〜まずは証券口座を開設しよう〜
まずは「口座開設」から。準備が必要な場合もあるので早めにスタートしよう!
株をやるには絶対に証券会社に口座開設が必要です。短期売買でも長期売買でも、何をするにも証券会社に口座があることが株式を売買するには必須。個人売買をするなら、基本的にはネット証券会社で口座を作るのがオススメです。理由は売買手数料も安く、アプリなども充実しているからです。
口座開設には本人確認書類・マイナンバーが必要です
口座開設には「本人確認書類」と「個人番号(マイナンバー)記載書類」が必要。すでに写真付きのマイナンバーカードを発行しているなら、本人確認書類もそれで代用できる会社が多い。もし、手元にあるなら写真無しの「マイナンバー通知カード」の場合には、合わせて本人確認書類が必要となる。運転免許証などの写真付きの本人確認書類なら1つで良いし、健康保険証などの写真がない本人確認書類であれば2種類必要となる。もし手元にないと揃えるだけで時間がかかるので、注意して準備しておきましょう。
自社株の売買が出来る方へ
上場企業にお勤めの方で、自社株の積立等ができる方で社員特典制度がある場合には、そのメリットは活用すべきです。証券会社など指定がある場合が多いので、やり方を社内でご確認ください。
株の売買に制限がある職種の方へ
何らか職種により株売買が制限されていないか、就業規則などをご確認ください。
口座開設するのにオススメの証券会社は?
大手ネット証券会社の中で、自分の好みに合わせて選択してください。
1つだけでなく、複数開設して使い分けも有効なので選択してみましょう。
- SBI証券
最大手で利用者が多く、IPOの幹事証券となることも多いので有利。
- 楽天証券
アプリが充実。日経新聞デジタルがアプリで無料で読めるので非常に有効。
- 松井証券
10万円取引まで手数料が無料。少額で取引する回数が多い人には有効。
- カブドットコム証券
逆指値の取引条件が細かいなど、使いこなすと便利な機能が多い
- 岡三証券
2019年オリコン顧客満足度ランキングネット証券 「国内株式」「分析ツール」「PC」の3部門で1位に選ばれるなど、内容面で最近人気の証券会社
初心者の株のやり方・始め方<投資の考え方・戦略編>
自分にあった「投資戦略」を考えるところからがスタート
株式投資を始めるための目的は様々と思います。将来の資産形成のために、貯金だと物足りないので株式投資をしたいという方もいれば、日々短期トレードで稼いでお小遣いを得たいという方もいるでしょう。はたまた、株で一攫千金を狙いたいという猛者もいますよね。
まずは自分は株式投資で何をしたいのか、何ができるか、下記の観点で洗い出してみましょう。
- 初期投資はいくらまで大丈夫?
- 投資に使う時間は?
- 1年後の目標資産金額は?
- 10年後の目標資産金額は?
- 損失が出ても大きく儲けたいのか、あまり増えなくても堅実にやりたいのか?
このような観点をベースに、自分の投資戦略を定めていきます。投資戦略が大まかに決まれば、あとはそれを成功させるためのスキルを磨いていく事で成功に近づけるわけです。投資戦略が定まっていないうちにトレードを色々やっても、結果うまくいかない事が多いです。
戦略は色々ありますが、サラリーマンにオススメの2つの投資戦略をご紹介します。
バリュー株投資戦略と、スイングトレード戦略です。
投資戦略1:投資した株式を大きく増やしたい人へ「バリュー株投資戦略」
投資した元本を「大きく増やしたい!」という方にオススメなのはバリュー株投資です。
株式投資の醍醐味と言えば、保有株の価値が2倍、3倍、時には10倍というように急騰していくこと。「安く買って高く売る」株式投資の面白さを十二分に味わえます。
バリュー株投資の場合には、分析に時間をかけていく必要はありますが、1度購入したら、あとは半年から1年くらいは保有して値上がりを待っていく戦略なので、忙しいサラリーマンの方にオススメの投資法となります。
このような2倍や3倍になる株式を狙う場合には、株を購入時点で「割安」に買っておく必要があります。将来高くなることが見えているのに、今は相場より安い株式を購入し、それが目論見通りに高くなれば良いわけです。
そんなに簡単にいくの?と思いますよね。実は秘訣があります。それは、株価は企業業績と密接に連動しているという性質をうまく使うこと。
企業業績とは、売上高ではなくて、ズバリ利益額(純利益額)です。1株あたりの純利益額(EPS)が伸びる企業は株価も伸びます。
ということは利益額が将来伸びる企業を選べばいいのです。すでに成長が始まっていて毎期順調に伸ばしている企業もありますし、逆に、一時的に業績が落ち込んで、そこから復活を期している企業も狙い目です。また新しい企業で、市場がまだ盛り上がっていないものの、数年以内に市場が大きく盛り上がる事が予測されている新興企業も狙い目ですね。
そして、大企業ではなくて、小型の上場企業で業績が伸びる企業を狙い撃ちできると株価は大きく伸びます。なぜなら、利益が伸びた時の伸び率が、小型企業の方が多いのです。大企業では純利益の伸び率は毎期伸びても10%程度である事が多い中、小型企業は純利益が2倍、3倍に伸びるケースはあり得ます。そうです。株価の伸びもその分大きくなるわけです。
戦略2:日々のトレードでコツコツ増やしていきたい人へ「スイングトレード戦略」
1度保有したら数日から数週間で売却し、短期的な利益を得ていくことを繰り返す短期売買のやり方が「スイングトレード」と呼ばれます。
「安く買って高く売る」という基本的な売買を繰り返すことで利益を積み上げます。1度の取引で狙う利益率は+5%〜8%程度を狙っていきます。逆に、目論見通りにいかず値下がりした場合には▲3%〜▲5%程度で損切りし、損失は大きく出さないようにしていきます。
結果的に取引を繰り返し、1ヶ月トータルで収支を見た時にプラスになっていれば良いという考え方を取ります。1ヶ月で+5%〜+10%の資産上昇が狙えていれば優秀です。そんな増え方でいいの?と思うかもしれませんが、これが毎月連続して続いた場合を考えてみてください。複利で増えていきますから、とんでもないことになります。
デイトレードと言われる1日の市場時間の中で取引する方法もありますが、サラリーマンは日中仕事をしているので通常は無理。故に、数日から数週間の波を狙うスイングトレードがサラリーマンにはオススメなのです。
全自動で投資を行うなら、株よりFXのシステムトレードが簡単
もし投資に使う時間があまりないので、完全に自動化したいという方には株式投資ではなく、FXの自動売買をオススメします。
株式投資でもマネックス証券のトレードステーション等を使えば自動売買は可能ですが、なかなか設定が難しく熟練した方でないと進めるのは難しいです。
一方、ウエルスナビなど、FXの自動売買を提供している資産運用サービスであれば、資金を入れて稼働させるだけで、あとは自動的にAIが取引してくれるサービスが多数出ています。本当に時間がない方はこちらがオススメ。
ただし、自動売買を行う場合には信頼できる会社のサービスを使いましょう。あまり実績がない会社や証券会社ではない会社が提供しているものを安易に使うことは、資産をゼロにしてしまうリスクもありますので管理人はオススメしません。
まとめ
- 証券会社に口座は必須。まずは口座開設を。
- 自分にあった「投資戦略」を見つけることが大事。
- 全自動でやりたいならFXの自動売買が向いている。
株式投資の始め方として、大まかな考え方をご紹介しました。自分のスタイルにあったやり方で株を始めて、資産を大きくしていってください!
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