株式投資の短期トレードでテクニカル分析を手法としているけれども、「中々上手くいかない」という方多いと思います。
そんな方にご質問ですが、テクニカル分析による売買ルールを作って、厳密に運用されていますか?
もしかして、テクニカル分析の手法をその都度変えていたり、売買ルールも特になく、トレードに参加していたりしませんか?
テクニカル分析を手法として株式投資、トレードの世界で勝とうと思ったら、厳密なルールを作り、そのルールに沿って投資をする事が求められるのです。このことの重要性について解説していきたいと思います。
目次
株をテクニカルのみで勝つ取引のコツ|勝てない人は手法を混ぜている
テクニカル分析とは?(テクニカルズ)
テクニカル分析とは、主に短期売買のフェーズで使われる株式投資の手法です。デイトレードやスイングトレードなど、短期売買で利ざやを取っていこうとするときには、デイトレードであればその日の時間の流れの中で、スイングトレードであれば、数日間から数週間の波の流れを見て、その後の株価の予測を立て売買します。
主に使われる指標やインジケーターには下記のような様々なものがあり、それを組み合わせて分析をしていきます。
トレンド系
- 移動平均線
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- パラポリック
オシレーター系
- RSI
- ストキャスティクス
- DMI
- MACD
- CCI
テクニカル分析でのエントリー手法とは?
例えば、移動平均線を使った分析とエントリーの方法を1つご紹介します。20日移動平均線と10日移動平均線を表示し、10日線が20日線を追いこすように抜いて、さらに10日線と20日線の間が広がるようなチャートを示しているときにエントリーする方法があります。これは短期的なトレンドがより強まっているので、そのトレンドに乗っていくというやり方ですね。様々な手法がありますので、自分にあった手法、理解しやすい手法から覚えていくと良いです。
たとえば以下の記事も参考になります。
混ぜるな危険。一定のルールから勝率を出していく事が重要。
テクニカル分析で短期トレードを行う際には、一定の手法を決めたら、同じ手法だけで何度もなんどもエントリーしていき、そのルールでの勝率を出していく事が勝つためには重要になってきます。ある期間、同じルールに沿ってエントリーし続けると、そのトレードがその後勝ったのか負けたのかの結果が自ずと出ます。その勝敗をしっかり投資ノートにつけていくのです。そうすると、だいたいそのルールで行った際の勝率が見えてきます。
もし、勝率が低いとするとその投資方法を続けるのは避けるべきで、もっと勝率が上がってくるエントリーと利益確定のやり方を探すと良いでしょう。そして一定の勝率(50%以上は期待通りに動いて欲しいところ)が見えてきたら、あとはそのルールに沿って取引を続けていく事が重要です。つまり、ルールを1度決めたら暫く続けていくのです。
しかし、ルールを都度変えていたり、エントリーの仕方を都度変えている方が実は多いのです。これですと、テクニカル分析による投資としては、続けたときにその方法によって儲けを出せるのかどうかが1回1回の単発の勝負になってしまうので、テクニカル分析を生かした投資というよりも、1回1回の単発の賭け事のようになってしまっている場合もあります。ギャンブルではなく投資として行うために、より精度が高いエントリー方法を見つけて、その方法を再現性ある形で色々な株式銘柄で水平展開していく事ができると、全体の勝率が上がり、トレードで資産を増やしていく事ができます。
負けの際には「損切り」を徹底する事で、損失を最小限に抑えていく
ルールを決める上で重要なのは損切りの徹底です。意に反した値動きをすることはありえます。これは思っていたのと逆に言ったならば、何%さがったところで、などの目安を決めながら損切りしてしまいしょう。
ネット証券を使っている方であれば逆指し値注文を先に入れてしまう事をお勧めします。とにかく損失が大きくなると取り戻すのが大変なのです。
たとえば、ある株式銘柄の株価が、20%下がったとします。元の株価に戻すには何パーセントの上昇が必要でしょうか? 答えは20%ではありません。25%のプラスが必要になります。つまり、下がってしまうと元の株価に戻すのに非常に負荷がかかります。まず減らし過ぎない目安(短期売買であれば1%〜3%程度の下落で処分したい)までのところで損切りしてしまう事が、実は傷を浅くして止めていくことに繋がるのと同時に、復活させやすい状態を実現することになります。
売買ルールがうまく決められないかたは、すでにバックテスト済み・フォワードテスト済みの株式情報サービスや自動売買を利用するのも一手
株式投資の短期トレードであれば、すでに検証済みのロジックをノウハウとして販売しているものが多数あります。また、FXであれば証券会社がトレードの仕組みにロジックを入れて完全に自動売買で行えるサービスも多くあります。自分で有効なルールがうまく決められない場合には、こう言ったサービスを利用した方が早い場合も多いです。
まとめ
テクニカル分析の時は、テクニカル分析に絞って一定のルールを作り、勝率を記録していくこと。そしてそのルールを磨き、そのルール通りにエントリーしていくこと。
これが出来る人は短期売買でうまくいきます。ぜひ実行して見ましょう。
ブログランキングに参加しています!記事の内容を気に入っていただけましたら、バナーのクリックで応援をお願いいたします!
コメントを残す