成り行き注文で怖い失敗を避けよう!成行・指値・逆指値の使い分け

 

株式の売買注文の出し方が悪いと、思っていた価格で取引できずに損をしてしまう事も。

特に多いのが「成り行き注文」での失敗です。慣れた人が成り行きの売買を使うには何ら問題なくメリットも大きい注文方法ですが、初心者の方で慣れていない人の場合、予想外の事が起こってしまう可能性があるのです。

どんな事が起こり得るのか? 失敗事例を紹介したのちに、対処方法を解説します。基本を学べば安心してトレードできますね。

 

成り行き注文で怖い失敗事例|指値・逆指値・成行の使い分け

成り行き注文とは?

成り行き注文は、価格は変わっても良いので注文を成立させる事を優先する注文方法です。たとえば、今100円の株価の株式銘柄を500株買いたいとします。その時、場には100円で売られている株が200株、105円で売られている株が300株あったとします。この時に、成り行き注文で500株の買い注文を出すと、100円で200株、105円で300株が約定(やくじょう=売買が成立する事)します。価格は注文とは関係ないので、現在の相場より高くても安くても売買が成立する可能性があります。

 

とにかく時間優先、約定優先で売買するのが成り行き注文です。素早くすぐに株式を売買したい時に、大変有効な売買方法です。

 

出来高の多い株取引であれば、今取引されている株価付近で約定する

 

株式銘柄によって1日の出来高は変わります。東証一部など出来高が大きい大型の銘柄であれば、1分毎、いや1秒毎、場合によってはもっと短い時間で株式の売買が行われています。そういう株式で、成り行き注文を、9時〜11時30分、12時30分〜15時の株式市場が空いている時間に出したとすると、ほぼ、その時点での株価付近で約定します。ですので、今の相場で売買したいという方には便利です。

しかし、失敗してしまう例がいくつかありますのでご紹介します。

 

失敗1 前日注文したら、翌朝に相場が大きく変わっていた

サラリーマン投資家の方で、日中取引が出来ないため、前日夜に注文を入れて翌朝に約定するのを狙う売買注文を行う方がいます。ネット証券であれば、注文は24時間いつでも出来ますから、夜にマーケットの状況を分析して、そのまま売買注文を出してしまうのは良くあるケースです。

 

しかし、このケースで翌朝になったら状況が変わっていて、前日夜の段階には予想もしなかった気配値の展開となり、9時の寄り付きの時点で、前日の終値より大きく値をあげたり、大きく値を下げたりということはありえます。海外市場で起きた材料が影響して海外ファンド勢の売りが優勢になったり、何か見落としていた材料や発信などにより翌日の株価が大きく変わることがありえます。

 

もし前日夜に成り行きで注文を出し、翌朝の段階で大きく相場が変わっていたとしたら? そうです。変わった相場で成り行きで約定してしまうのです。もしかしたらラッキーにも利益を得る方向性になる可能性もありますが、自分の意図と反した取引になるリスクを考えるとあまり好ましくはないでしょう。

 

 

失敗2 出来高が少ない株式で買いを入れたら大きく上がってしまった

 

新興市場や小規模の株式でありがちなのがこの現象。1日の売買代金に対してある程度の割合の買い注文を成り行きで出した場合、その時点の売り注文株式数<成り行きの買い注文株式数という状態になる可能性があります。このケースでは株価がどんどん上がっていく可能性が高くなります。

具体的には、売り注文株式数<成り行きの買い注文株式数という状況になると、まずその時点の売りを成り行き買いが吸収して、残った注文株数については、いくらでもいいから買うよ、という注文を先に出していることになるわけです。これに気づいた人がいると、値幅制限いっぱいまでの高値で売り注文を出せばその値段で約定してしまいます。それは流石に極端だとしても、株価が上がっていく可能性は高いです。高値づかみになってしまう危険性がありますから、出来高が少ない株式への成り行き注文は慎重に行きましょう。

 

失敗3 出来高が少ない株式で売りを入れたら大きく下がってしまった

 

失敗2と逆のケースです。一気に売りたい、利益確定したいと思って成り行きで売り注文を出したら意図に反してどんどん株価が下がってしまって利益確定できなかった、というようなことになると目も当てられませんよね。そんな時は株を小分けにして、指値で少しずつ売り注文を出して行くことで株価を下げすぎずに売り抜く事ができます。

 

失敗を避けるには指値・逆指値・成行を使い分けよう!

売買注文は日中のザラ場に相場を見て指値で行うのがベスト

可能な方は、デイトレードをするわけではなくても、9:00〜11:30、12:30〜15:00の間の市場が空いている時間(ザラ場)に指値注文を入れるのが最もリスクが低く、意図通りの取引ができる可能性が高いです。これを基本としましょう。

 

日中に取引できない場合には、9時直前、昼休み等に指値を入れよう

ザラ場に取引が出来ない方であれば、場が空いている時間になるべく近い時間の相場状況をチェックした上で注文を出すと良いですね。朝の時間帯、あるいは11:30〜12:30の昼の時間帯で昼休みと重なった時に注文を入れるのも良いでしょう。

 

利益確定、または損切りには逆指値注文を活用しよう

逆指値注文は、すでに持っている株式について、ある株価まで上がったら(または下がったら)自動的に決済する注文が出せる仕組みです。この仕組みを使えば利益確定時、または損切り時の水準を先に決めておいて、その株価に達した時に自動的に決済ができますから、タイミングの良い取引に繋がります。

 

素早く売買したい時には成り行きを活用する

これまで見てきたようなリスクを知った上で、成り行き注文は有効に活用すべきです。出来高が大きい株式銘柄であれば、成り行きをうまく使うことで素早い売買ができますので、1円単位の株価にこだわらずに、タイミング重視でトレードしていく時には成り行き注文は有効です。うまく活用しましょう。

まとめ

成り行き、指値、逆指値、などの注文方法にはそれぞれメリットがあります。そのメリットをうまく使いこなして、局面局面で使い分けて行きましょう。

以下の記事も参考にして頂けます。

成り行き注文で失敗!? 株は指値と成行どっちがいいの? 怖い前日注文

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