株のスイングトレードは日中時間がないサラリーマン投資家で、短期運用で資産を増やしたいと考えている投資家には、間違いなくメリットが大きい取引手法です。
一方、スイングトレードのデメリットとしては、デイトレードと違い日を跨いで株を保有していくので海外市場など夜間や週末に起きたマーケット変化の影響を受けやすいこととや、結局勝率を上げていくことができないとパフォーマンスも時間効率も上がらない事となります。
この記事ではスイングトレードのメリットを生かしながら、デメリットをどう回避し、資産を短期運用でどう増やしていけば成功するのか? 投資成功につながる方法を解説していきます。
目次
株スイングトレードのメリット・デメリットとは?
スイングトレードとは短期売買の手法のこと
株式運用は大きく短期運用と長期運用とに別れます。長期運用はファンダメンタルズを重視して長い目で見てその企業がどう成長するのかに着目する投資であるのに対して、短期運用はテクニカル分析を重視して、短期的な株の需給関係による値動きの中で利ざやをとって行く運用方法。
スイングトレードは短期運用の代表的な取引方法です。いかに短期運用の方法をまとめます。
スキャルピング
秒単位で1%以下の値動きの利ざやをとって行くトレード方法。基本的にはシステムトレードであり、AIのアルゴリズムが日々進化している日進月歩の世界です。高速に売買を繰り返し利益を積み上げていきます。
デイトレード
1日の市場が開いている時間内に取引を完了させて行く手法。場の板の状況を見ながら、5分足チャート等を活用し、日中の値動きの中で利益を重ねていきます。1度の取引は早ければ数秒で終了しますし、1日の中で、資金を午前中、午後と移動させていくこともできるので、取引回数を重ねる事が出来ます。
スイングトレード
数日から数週間の株価の波を捉えて取引を行う投資手法。デイトレードに比べて取引回数は少なくなりますが、トレンドが見えている株式への投資を繰り返す事で着実に利益を狙えるのが特徴。日中場に張り付くことが出来ないけれども短期運用を思考する投資家は、必然的にスイングトレードで取引することになる。
株の短期運用のメリット・デメリットは?
短期運用のメリット
資金効率を高めていけることが最大の効果。あるお金を特定の株式に投資した場合、一定期間値動きがなかったとすると結果的にその期間は資金を寝かせていたのと同じこと。それに対して短期運用で資金を常に値動きのある株に投資し続けることで、資金を回転させ、利益を積み上げていくことができるのです。
投資信託の場合は手数料が数%かかっており、手数料率以上に高い運用利益が出ないと魅力的ではないが、個別株の短期運用であれば売買手数料は極小化しながら、自分の手で運用利益を出していくことが可能。
運用で得た利益を使わずに再投資に回していけば、複利効果で徐々に資産が膨らみ始め、数年後には大きな資産に成長させることができる。
そして株価暴落などによる長期投資における資産下落デメリットを受けにくいこともメリットの1つ。株価の絶対値が高くても低くても、短期投資のポイントはその値動きの利ざやをとっていくことにあるので、株価の暴落などはむしろチャンスであり、機動的に動くことで利益を増やすキッカケとなる。
短期運用のデメリット
勝率を高めることができないと資金が減ってしまうこと。資金回転率を高めていても1回の取引で損失を出し続けていてはいつまでたっても利益は増えない。結果的に腕次第の投資方法とも言える。
スイングトレードのメリット・デメリットは?
スイングトレードのメリット
デイトレードに比べ日中場に張り付かなくて良いので、夜間に冷静に分析することで翌日の相場に向き合える。サラリーマン投資家にとって最適な手法である。
さらに分析・トレードする銘柄を絞っていくことにより分析の時間も少なくしていくことが可能。全株式市場の中で今日値動きする株に投資するというスタンスのデイトレードに対して、特定のいくつかの株の値動きを常にチェックして、その値動きの中で利益を稼いでいくスイングトレードは時間効率が高い投資方法である。
スイングトレードのデメリット
夜間や週末に株を持ち越している間に海外市場などで動きがあった場合の影響を受けやすい。これを避けるためには日々市場動向の確認は当たり前だが習慣化して、もし翌日に影響がある場合には一旦ポジションを落とす売りを入れておくなど日々対処は必要となる。
勝率が低い場合には取引を重ねるごとに資産を減らしてしまうのでその点は注意。しかし、リスクとリワードが同じ割合であるならば、勝率は51%以上あればよく、その勝率を達成するためには、テクニカル分析などのセオリーを着実に実行することで勝率を高めることは十分可能。基本に着実に取引すればリスクを感じすぎることはないだろう。
サラリーマンのあなたが、資金を常に動かす株の「短期運用」の投資メリットを取るなら、「スイングトレード」を極めることは必須!
「卵は同じかごに盛るな」という有名な投資格言があります。サラリーマンの方が老後に向けて資産運用するなら、貯金を現金で貯めていくだけ、あるいは年金をあてにして資産形成をしないなどというのは卵を同じかごに盛っているのと同じことで、長期的に将来を見ると非常にリスクが高い状態と言えると私は考えます。将来に向けては、分散投資で資産形成をしていくことが今、本当に求められています。
そう考えると、日本円での貯金や、不動産などの資産投資のほかに、株式はインフレに強い資産で経済成長とともに資産価値をあげていけるものですから、保有金融資産の1つとして株式投資は考えざるを得ない投資方法となるのは自明です。
長期的に同じ企業の株式を持ち続けるのも良い方法ですし、投資信託で節税とセットで積立運用するのも有効。そういった着実な方法は行いながらも、短期運用による株式投資で、資産を自分の手で増やすことにチャレンジすると、成功した時には本当に大きい投資のメリットを得ることができます。
自分の資産が数倍、いや数十倍に増えたとしたらどうでしょうか? 説明するまでもなく素敵な未来になることは間違いありません。そのような成功メリットを追うことができるのが株式投資の短期運用を続けて利益を複利で増やしていくことなのです。
この短期運用のメリットを取りたいならばスイングトレードを極めていくことは必須です。最初は小さな利益かもしれませんが、徐々に徐々にそれは広がっていきますから、ぜひ学んで投資してみてください! 本当に素敵な未来が広がりますよ!
まとめ
スイングトレードのメリットは、株の短期運用のメリットを取るのであればサラリーマン投資家にとって都合が良い投資方法となることが最大のメリット。資金の回転量をあげて利益を積み重ね、利益は再投資に回していくことで年々大きな利益を作っていくことができます。
何事もすぐにうまくいくことはありません。コツコツと状況を積み上げていければ大きな変化が気がつくと起きているのが世の中の道理。ぜひスイングトレードで資産形成を成功させましょう!
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