塩漬け|株が売るに売れない状態のこと|すぐ売れない時はどうする?

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

株価が買った時よりも下がってしまい「すぐ戻る」とそのまま放置してしまった結果、もし売ったら損失額がとんでもないレベルにまで下がってしまって「売るに売れない状態」になってしまった株は「塩漬け」にされていると呼ばれます。

 

そうならないためには、適切に数%下落した時点で損切りすべきなのですが、なぜか株価が下がっているのに「すぐ戻る」「いつか上がる」という心理が働き、売らずに持ち続けてしまうことがあるのです。

 

どうしてそうなってしまうのか? 損切りしたくても出来ない心理的な理由塩漬けになった株式への対策についてこの記事では考察していきます。

 

株が売るに売れない状態に放置されてしまう原因と対策

自分の判断を肯定する心理から生み出される「確証バイアス」

 

塩漬け株を作ってしまうのには人間の心理が影響しています。人間は自分の考えが正しいかどうかを検証する際、「自分の考えを証明する証拠」ばかりを探して、反対に間違っていることを証明する情報には注目しない傾向が強いとされています。この現象を「確証バイアス」と呼びます。

 

まず、値上がりを期待して株を購入したときに、株価が予想に反して下落したとします。この時、下落しているのですからすでに自分の意思決定に対して間違っていた結果が出ているはずなのに、しかし、「上がると思って購入した」自分の考えを証明する情報を探して、結果、「持ち続けていれば再度上昇するはず」と考えるようになります。そうしているうち、さらに急激な下落タイミングがやってきてしまい、売るに売れない価格まで下がってしまうという訳。

 

 

損切りの設定は「逆指値」を活用すべし

 

購入した後「8%下がったら損切りする」など、あらかじめある程度株価が下がったら一度売却(損切り、ロスカット)することを強くお勧めします。理由は、塩漬けになってしまうと、その間は資金が寝ているのと同じことで資金効率が悪化していることと、再び上がってくる確証は得られにくいという理由です。塩漬けしてしまうと、損失が確定はしない代わりに、寝ている資金が何も生み出さない状態にされてしまう訳です。少し損をしてでも、一度損切りして、そのお金を別の株式や事業に投資できたら損を回収できる可能性が早まります。

 

オススメは「逆指値」取引の利用。「ここまで下がったら売る」という指値注文をあらかじめ入れておくことで、自動的に損切り出来るようにしておくのが最も効率的です。

 

 

塩漬け株を作ってしまったら|配当や株主優待を活用して待つ

 

もしもすでに塩漬け株を作ってしまった、という場合には、その株式から得られる配当金株主優待の内容によっては、長期保有覚悟で長期戦で保有しておく戦略もあります。配当金がしっかり出る企業であれば、5年、10年と保有し続けることで損失と相殺できる可能性もありますし、値上がりする可能性もあるので気長に待つ戦略です。

 

 

塩漬け株を作ってしまったら|貸し株を行い金利を受け取る

 

証券会社に貸し株の登録を行うことで金利を受け取ることができます。配当、株主優待なども得られる場合が多いので貸し株という選択肢も長期間塩漬けにするつもりなら検討しても良いと思います。貸株サービスで証券会社に貸し出した株は、信用取引などの決済で株式が必要な機関投資家に貸し出されるのが一般的。証券会社は、機関投資家から貸株金利を受取り、それが株を貸した投資家に支払われます。

 

 

塩漬け株を作ってしまったら|利益を取り戻すために損切りする

 

苦しいですがやはり短期的な利益を求めていくためには損切りしてしまうことを検討すべきではないかと思います。それによってフリーになる資金を使って、新たな投資をする方が資金効率の面では効果が高いと思います。

 

塩漬け株を作ってしまったら|ナンピン買いをする

 

ナンピン(難平)買いは、安くなった株式をさらに買い増しすることで、平均の購入単価を下げる取引のこと。例えば4000円で100株、40万円で購入した株式が、2000円の株価に下がってしまって含み損が20万円あるケースにおいて、2000円で100株買い増しをすると、平均購入単価が3000円で200株保有していることになりますから、株価が3000円以上に戻った時に利益を出すことが出来るという取引手法です。

 

しかし、上記のケースで注意が必要なのは、最初の20万円分の含み損が消えているわけではないということと、結局資金が追加で投入されているというデメリットがある点。株価がさらに下がった場合には含み損が拡大するリスクもあります。

 

ナンピン買いがは、資金に余裕があり、かつ、その株式が将来長期的に上がってくるという見通しがある場合に限ります。間違っても、なんらかの理由で暴落中の株式に対してナンピン買いをして、さらに株価が下がって損失が拡大、なんてことはしないようにしないといけないですね。

 

まとめ

塩漬けにしないことが最も重要。損失をとにかく少なくすることが株式投資の基本。よって、一定程度下がったら損切りを徹底することで、大きく利益を取れる局面で勝てるようになりますし、勝率は6割でもその取引を続けられれば利益は積み上がりますので、堅実に投資を進めて行きましょう。

 

 

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