「お金を溶かしてしまった」という表現がありますね。
これって、株やFXでお金を増やすつもりで投資したところ、逆に失敗してお金が減ってしまったことを表現しています。株取引で失敗すると、本当に知らない間にお金が無くなってしまって、まるで「溶けてしまった」かのようにお金がなくなるのです。
投資をするならそんな失敗はしたくないですよね!
この記事では株初心者が気をつけるべきポイントを5つにまとめています。これに注意すれば大失敗は防げますから、まずは確認してから取引に挑みましょう。
目次
株初心者が気をつけること5選|これで株取引の失敗を防ぐ!
集中投資を避け分散投資をする
「卵は同じ籠に盛るな!」とは有名な投資の格言です。同じ籠に卵を入れておくと、何かあった時に全部割れてしまって大変なことになるので、大切なものは分散させておくべきというモノの例えです。
100万円の投資資金があった時、全額を1銘柄に投資して、その銘柄が大きく値上がりすればそれは大成功ですが、逆に、大きく値下がりしてしまった場合には大変なことになってしまいますから、分散させておくべきということ。100万円の投資資金であれば、3銘柄〜10銘柄程度に分散させて投資を行うのが良いでしょう。
「でも1つの値上がり銘柄に資金を集中した方が、大きく資本が増やせるのでは?」と思った方多いと思います。局面によっては集中させるのも手です。例えば、保有銘柄のうち、1つが値上がりし上昇トレンドが続いているとします。そういう上昇トレンドが明確で見えているのであれば、他の保有銘柄を売却し、上がっている株式に集中させるのは効果的です。しかし、最初から儲かるかどうか分からない段階で1つの銘柄に集中させるのは禁物。失敗を避けるために分散投資を心がけていくべきです。
損切りを確実にして効率をあげる
損切りは株価が保有価格より下落した場合、一旦売却して損失を確定させるのが「損切り」です。
「売却しなければ損失は確定しないのだから、売らずに持っておいた方が良いのでは? また上がるのでは?」と思う方も多いと思います。確かに、もし、あなたがものすごい資産家で、その株式に投下したお金を長い時間寝かしておいても問題ないのであればそうするのも一つの手。しかし一般的なサラリーマン投資家であれば、数ヶ月から下手したら数年間、上がるかどうか分からない株式にお金を入れ続ける余裕はないのが普通ですよね。
それであれば、ある程度のところで損切りして、他の株式銘柄にお金を入れ替えた方が資金効率は上がります。一度売った後に、同じ株式銘柄がさらに下がったところで買い直すのは有効な投資となります。
もう1つ覚えておいて欲しいのは、資金が減ってしまうと、元に戻すのにはパワーが必要ということ。100万円が10%ダウンして90万円になると、100万円に戻すのに+11.1%の上昇パワーが必要。もし20%ダウンして80万円になると、+25%の上昇パワーが必要となります。つまり資本を減らしてしまうと、また戻すのにはより多くのパワーが必要となるのです。それであれば、マイナスにするのは極力小さくし、プラスを大きくしてった方が効率的となるのは分かると思います。
よって、損切りは短期売買で投資する場合はマイナス3%〜5%前後で確実にするのが好ましいです。「損切りができると勝てるようになる」とよく言われます。
信用取引による大失敗・大損を避ける
信用取引は口座にある金額の3倍程度の価値まで株式を買えるのが魅力。より多くの資金で株の売買ができますから利益が出た場合のメリットは非常に大きいです。しかし、反対に失敗した時には大きな損失を被ります。
特に信用取引を使い売りで入って、反対に株価が急上昇した場合、場合によっては口座にあるお金全てが溶けてしまう可能性もゼロではありません。
お金を増やすのが目的の投資ではありますが、ハイリスクハイリターンの手法を初心者のうちから使うのは気をつけるべき。これは慣れてから活用するようにしましょう。
仕手株に注意する
普段の出来高が少ない株式に、大きな資金を入れて売買すると株価は急上昇や急下降していきます。このような株の値動きを仕掛けていって利ざやを取っていくのは仕手筋と呼ばれる投資集団が狙っていく手法です。
もしある株式が仕掛けられて株価が上昇したとします。初心者投資家が「この株が急に上がっているから買おう」と思って買っていくのは、仕手筋から見ると鴨がネギを背負ってやってきているようなもの。一般投資家が買っている間に、逆に仕手筋は大量の売りをかけて自分たちは利益確定してしまいます。そうなると株価が急落していき、上昇局面で買った投資家があっという間に含み損を抱えてしまう、というような悲惨な状態になってしまうのは避けたいです。
初心者のうちは、急な値動きがある株式銘柄に手を出すのは慎重になった方が良いでしょう。
インサイダー取引・社内規定に注意する
サラリーマン投資家の方であれば、まず銘柄選びをする段階で自社株を購入することを考える方も多いです。しかし、自社株の取引には規制がかかっていることが多く、時にはインサイダー規制にかかる場合もあります。また、勤め先によっては社内規定で株式投資そのものに制限がある場合もあります。
社内規定等をよく確認し、申請が必要な場合には事前申請をするなど、株式投資をすることで職場で問題を出さないように、事前確認をしっかり行いましょう。
とにかく株式市場から退場しないこと! 銘柄選びや売買ルールを確立するまで無茶な取引はしないことが賢明
有名な投資家のウォーレン=バフェットの投資格言として「格言1、絶対にお金を失うな。格言2、1番の格言を忘れるな」というものがあります。それくらい、お金を失うことを避けていくこと、株式市場から退場せず投資を続けていくことが非常に重要です。
銘柄選びや売買ルールが確立していない時期に、思いつきやその場の雰囲気などでトレードをしてしまうと本当に大失敗につながります。最初は無理せず確実に、相場に慣れていきましょう。
まとめ
株式投資で成功すると本当に未来がひらけます。資産が増えて毎年配当がもらえるようになれば生活にゆとりができますし、キャピタルゲインを別の投資に振り向けていくのも有効ですよね。
しかし、初心者のうちは分からないことが多いので、投資家として成長するのに勉強することが多く、いろいろ時間がかかって大変だと思います。でも、条件やリスクを1つ1つ確認して自分で考えて投資をしていくことが、結果的に自分なりの売買ルールを作ることにつながり、その1つ1つの積み重ねが将来の成功につながります。
今回紹介した失敗しないコツを考慮して、成功する投資家になるようぜひ努力を続けていきましょう! 成功を祈ります!
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