投資信託のデメリット|手数料で大損!?銀行は教えてくれないリスク

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

株の初心者の方には、「投資信託」はオススメの資産形成法!

 

プロが運用してくれ、資産分散ができ、かつ、少額から投資が可能な投資信託は、資産形成を行う上で有効に活用したい金融サービスです。

 

しかし、リスクについて注意しないと、とんでもない事になるケースも!

 

投資信託は数多くの商品があり、ただでさえ選びにくい状態ですから、ついつい、証券会社や銀行がオススメしている銘柄を選んでしまいがち。しかし、銀行や証券会社が勧めてくる投資信託にこそ、初心者が気づかないリスクが潜んでいることがあります。ネットで注文する場合もよく調べて買わないと失敗しがち。

 

一度購入してしまうと後戻りが出来ない手数料の高さや、資産ポートフォリオ上の気づかないリスクなど、初心者の方に考えてほしい投資信託のリスクについてお伝えします。

 

 

投資信託のデメリット 〜手数料に要注意

投資信託購入でかかる手数料とは?

 

手数料は大きく分けて3種類

  1. 販売手数料(購入時)
  2. 信託報酬(運用中)
  3. 信託財産留保額(売却時)

 

このうち、購入時にかかる販売買付手数料と、売却時にかかる信託財産保留額は、無料の投資信託が増えてきていますし、かかってもワンタイムのコストですのであまり気にしすぎなくても良いと思います。販売買付手数料が無料のものは「ノーロード投資信託(投信)」と呼ばれています。

 

しかし、運用中に支払う信託報酬は長期間にわたって支払うと、バカにならないコスト差になってしまいます。

 

もし仮に、100万円を10年間投資したとして、運用損益がゼロだったとした場合、手数料額がいくらになるのかの試算表を作って見ました。信託報酬年0.5%のケースと、信託報酬年3%のケースです。

 

どうでしょうか? 差が大きいのに気づかれましたか? 

信託報酬3%のケースでは、10年後に元本は26%手数料だけでマイナスになる計算ですから、それ以上の利回りがないと資産は増えていかないんです!

 

 

運用期待利益と手数料率の差額を計算すべき

 

信託報酬が高くても、運用期待利益がそれよりも十分に高ければ意味がある投資となります。

期待利率とコスト利率のギャップをイールドギャップと呼びますが、このイールドギャップがしっかり出ている形で投資を行うのが重要。アクティブファンドと呼ばれる積極的に運用していくファンドにリスクも取りながら投資するなら、手数料が高いことはあまり気にせずに信頼できる投資信託を購入するのも選択肢としては良いと思います。プライベートファンドヘッジファンドと呼ばれる透明性がありながら積極的な運用をしている投資ファンドには、優秀な成績を残しているファンドが多数存在しています。

 

一方で、実はリスクをあまり取りたくない投資で、運用が積極的でないケースなのに、信託報酬が高かったらどうでしょうか? よくあるケースとして、銀行の窓口などで勧められる投資信託などの中に、このような安心運用だけれども手数料が結構高い、イールドギャップが少ない商品が隠されている可能性があるもの。ここは要注意です!

 

 

投資信託のデメリット 〜株式と同じで数々のリスクはある!

様々なリスクはありますから、購入前に勘違いのないように確認しておきましょう。

 

元本保証がない

銀行預金ではないので、投資信託は、運用実績が上がらず購入時よりも値下がりした場合、購入額よりも売却額が下回る可能性があります。

 

価格変動リスクがある

投資信託は、値動きがある株や債券に投資していますから、当然、その株や債券の価値の上下に連動して投資信託の価値(基準価額)も上下します。ですから値下がりするリスクがあることを認識しておいてください。

 

信用リスクがある

投資信託の中には、新興国の債券に投資するものや、社債に投資するものなど様々あります。発行体の国や企業の経済情勢・政治情勢、企業の財政状態によっては、元本が回収できなくなる可能性もあります。

 

金利変動リスクや為替変動リスクがある

市場金利の上下によって、社債や国債などの価値が上下します。外国株式や債券に投資する銘柄の場合には、日本円に換算した場合に為替差損が出る場合があります。

 

 

 

投資信託のデメリット 〜自分の資産ポートフォリオをチェック

分散投資を考えた時、バランスが悪くなっていないか

 

投資信託を活用して投資をする場合に、ご自身の資産ポートフォリオがうまく分散投資されて将来の資産形成につながるよう考えて運用されると良いですね。逆にポートフォリオに偏りがあるとリスクを増やしてしまう可能性があります。

 

例えば、日本円ベースの資産と、海外資産のバランスです。資産のほとんどが日本円ベースであるならば、投資信託の購入は日本のものではなく、海外の資産に投資するものを選ぶことで将来に備えていくのは良い選択肢になります。

 

金融資産と実物資産のバランスも重要。日本の個別株式を持たれている方や、これから持とうとされている方であれば、投資信託は不動産のREITを選んだり、海外債券のものを選ぶなどというように分散投資を考えましょう。

 

この時一番大事なのは、いざという時の現金資産はしっかり持っておくこと。現金がゼロで財産の全てを価格変動リスクがある投資信託や株式に入れてしまうというのはリスクの取りすぎ。あくまで投資は余剰資金を使っていくことが重要です。

まとめ

  • 信託報酬に注意 イールドギャップを考える
  • 様々なリスクに注意 価格変動するし元本保証はない
  • 自身のポートフォリオのバランスに注意 偏った投資は禁物

投資信託は安全なイメージが高い金融サービスですが、思わぬ勘違いやリスクを取りすぎてしまうこともあるので要注意。初心者の方はよくリスクを見ながら、自分の目的にあった投資信託を選びましょう!

 

東京直輝
この記事では述べませんでしたが、節税効果のある積立NISAやiDeCoなどの投資対象として、投資信託を選びコツコツ積立していくのもオススメです

 

 

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