投資信託が儲かる確率は58.8%(2018年9月調べ/1年間)|儲からない理由

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

 

投資信託が儲かる確率は58.8%です。(2018年9月17日当サイト調べ)

 

<調査・計算方法>

2018年9月17日0:00現在のヤフーファイナンスに掲載されている、純資産残高50億円以上のファンドの1年間の利益リターン実績を分析。数値が掲載されている1528本の国内外に投資する投資信託のうち、1年間の利益リターンがプラスであるファンドは992本。このうちさらに、日本の投資信託の信託報酬率の平均値1.53%(金融庁レポートより)より利回りが高いファンドは899本。この数値から、1年間で儲かった投資信託を買えた確率は58.8%と算出した。

 

58.8%って高いと思いますか? 

プロが運用しているのに、41.2%も実質マイナスになってしまっていいのでしょうか?

 

1番プラスのファンドは1年間で+69.63%の利回りで、最もマイナスなファンドは▲61.29%でした。なんでこんなに差が出るのでしょうか? どんなファンドが儲かっていて、どんなファンドはダメなのでしょうか?

 

この記事では「どんな投資信託が儲かるのか?」「 儲からない仕組みは何故か?」について解説します。

 

 

 

投資信託が儲かる確率は高い?低い? 

 

そもそも投資信託の仕組みとは? 

 

「投資信託(ファンド)」は、カンタンにいえば投資家からお金を集めて1つの財布にして、それを運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式などに投資・運用して利益を出していく商品のこと。どのような株式や債券に投資するかは、ファンドのプロが行いますから、投資家は細かく投資方針等について考えなくても良い「おまかせ」が売りの、大変合理的なシステムと言えます。

 

プロが投資を行うからといって、投資信託に元本保証はありません! 運用がうまくいく場合は利益が出ますが、出ない場合は損失が出ることもあるということ。 投資家はそこを分かった上で投資信託を購入する必要あります。

 

投資信託の種類は大きく2種類。商品毎に投資方針を決めて積極的に運用する「アクティブファンド」と、日経225などの市場連動するインデックスに応じて投資する「インデックスファンド」です。

 

買い方は難しくないのが特徴。主に投資信託は、銀行や証券会社などで購入することができます。最も手軽なのは、ネット証券に口座を開設してそこで購入することです。

 

 

アクティブ運用は攻めるから浮き沈みがある

 

儲からない投資信託がある理由は「アクティブ運用」していくファンドがあるから。

1番この1年間で利益リターンが大きい国内ファンドは、+69.63%も運用実績(9月17日現在)が出ていますから、1年前に100万円を投資していたとしたら、いま、169万円に資金が増えて、含み益が69万円ある状態だということです。すごいですよね! 

同じように、アクティブに運用していく訳なので、失敗するケースもあり得るということ1度マイナスが出てしまう取引等が発生すると、なかなかカバーするのが難しいケースもあるのは個人投資家が個別株式に投資していても同じです。だから必ずしも投資信託は確実に儲かるわけではないのです。

 

2018年現在 海外運用ファンドがマイナス傾向

 

2018年の運用実績を見ると、国内株式に投資しているファンドは成績が多いケースが多く、逆に、海外で運用しているファンドでマイナスが出ているケースが多いのが実情。

8月13日に投資信託協会が発表した7月の投資概況でも、国内資産に投資するファンド全体では6981億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入と報告された一方で、海外資産に投資するファンド全体では1768億円の流出超過と、11カ月連続の純資金流出の状況とレポートされている。

 

手数料が高い方が、銀行や証券会社にとっては利益が高い

 

儲からない理由の1つに、信託報酬が高いことが影響している。もちろん、プロが運用してくれるための報酬であるから、しっかりお支払いすることに問題はない。ただし、信託報酬は儲かったから支払う、というような成功報酬型の契約ではなく、儲かっても儲からなくても必ず支払う契約であることが多い。手数料が高い方が売主の銀行や証券会社にとっては儲けが多いので、店頭で勧められる商品は、客にとって良い商品であるより、売り手にとって良い商品であるケースもある。

 

INDEXファンドは市場が冷えれば儲からない

 

市場の平均に投資するのがINDEXファンド。当然だが、冷えている市場に投資しているファンドは運用成績が悪くなる。

 

顔が見える投資信託を選べば納得がいく

 

投資信託の選び方として、プライベートファンドとも呼ばれる、顔が見える投資信託会社から選ぶという手もある。例えば、以下に挙げるファンドは、日本国内のファンドの中では投資家の立場に立った運営をしている代表的なファンドであり、社長を始め、どんな人が経営していて、どんな方針で投資を行うのか、非常に明確でクリア。だから投資家としては利回り以上のメリットを感じることができる。

 

セゾン投信

https://www.saison-am.co.jp/

 

コモンズ投信

https://www.commons30.jp/

 

まとめ

  • 投資信託で儲かる確率は58.8%(2018年9月現在・1年間)
  • 最も高成績なファンドの利益リターンは+69%(1年間)
  • 国内株式に投資する投資信託はプラス傾向(2018年)
  • 海外株式・債券に投資する投資信託はマイナス傾向(2018年)

 

投資信託はプロが運用するから必ず儲かるというわけではありません。しかし、2018年現在、国内株式に投資している投資信託は、市場の伸びに連動してリターンが高いファンドが多いのも事実なので、資産状況等によっては、投資信託を活用するメリットが大きいと言えるでしょう。ただし、手数料だけが高く、運用成績が悪いといったタイプも存在するので要注意。

 

個別株式への投資と合わせて、投資信託の利用も考えて、資産形成をして行きましょう!

 

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