スイングトレードとは、数日から数週間の間に売買する短期売買の取引手法。
スイングトレードの良いところは?
リスクはないの?
どんな準備が必要なの?
勝てる「銘柄」はどうすれば選べるの?
この記事では、上記のようなスイングトレードの仕組みやリスク、勝つための必要なことについて、分かりやすく解説していきます!
あなたが「短期売買で利益を増やして行きたいけれど、日中忙しくて取引はできない」あるいは「できるだけ効率的に自分の手で資本を増やして行きたい」という方であれば、スイングトレードの手法は最適ですから、ぜひ研究して深めていってください。
目次
スイングトレードとは?
デイトレードとの違い
デイトレードは「1日」の株式市場の中で取引していく手法。
デイトレードは、平日の株式市場が開いている時間帯、すなわち「9:00〜11:30」と「12:30〜15:00」の間にパソコン、またはスマホとにらめっこして取引に集中し、場合によっては1日の間になんども取引して小さい利益をどんどん積み上げていきます。ということは、平日の昼間に仕事しているサラリーマンの場合、普通常識的に考えてデイトレードは出来ません。
サラリーマンにおすすめするスイングトレードは、夜間にその日の値動きを分析し、翌朝の寄り付きの取引に向け注文を出すやり方。これなら、日中忙しい方も可能ですし、数日から数週間のトレンドに乗れれば一回の取引で大きな利益が狙えます。
また、海外を含む機関投資家や個人投資家のプロの方々がデイトレードには数多く参戦していますし、最近の機関投資家はAIを使って、秒単位、いや、もっと短い時間単位で情報分析してデイトレード取引をしているのです! プロと正面から張り合わずに、短期のトレンド分析で戦うスイングトレードが、初心者サラリーマンには最適!
スイングトレードの勝ち方〜トレンドに乗って勝つ
スイングトレードは、数日から数週間の「株価トレンド」の流れに乗って儲けを出して行くのがポイント。上記のチャートからは、もみ合いが続いているレンジ相場が2回と、明らかに株価が上昇しているトレンド相場が2回見えますよね。このトレンドの波を捉えて行ければ勝てるのです。
株価に定価はありません。よって、常に買いたい人と売りたい人の思惑によって株価が決定します。買いたい人が多ければ株価は上昇するし、売りたい人が多ければ株価は下落する、ということを繰り返して行くわけです。この株価の上下の繰り返しの中から、一定期間、上昇傾向が続く「トレンド局面」を狙うのがポイント!
トレンドの中で安いところで買いでエントリーし、高くなったタイミングで売却! これを狙いましょう。
下がりトレンド局面でも「空売り」で勝てるが、初心者にはリスク大
空売りの仕組み
「空売り(からうり)」と呼ばれる信用取引の手法を使うことで、株価が下降トレンドでも儲けを出すことが可能です。これを使うと、<同じ銘柄で、上昇トレンドの時に利益を確定し後、すぐ空売りし下降トレンドでまた儲ける>ということも可能なのです。
具体的に、「株が下がっているときに利益を出す」というのはどういうことなのでしょうか?
- 空売り (証券会社から株を借りて売却)
- 買い戻し (市場から株を買って、証券会社に返却)
2の買い戻し価格 < 1の空売り価格 = 利益が出ている状態
信用取引では、一定の証拠金を証券会社に預けることで、株式を借りて、借りた株を市場で売る事ができます。売った株は証券会社から借りたものなので、後日、借りた株を買って返す必要があります。このとき、最初に売って得た金額より、返すために買った時の金額が安ければ、その差分は儲けになる、ということ。だから、価格が下落している相場で儲かるのです。
空売りのリスク
「株は下がるだろう」と見込んで空売りしたところ、意に反して株価が値上がりした場合、「含み損」が発生している事になります。信用取引で含み損が発生した場合、証券会社に差し入れしている証拠金から含み損分の金額が引かれます! さらに、含み損が証拠金より多くなった場合には、追加の証拠金の差し入れ(追証)が必要になるのです!
空売りしたあと、意に反して「株価が急騰!」となれば、証拠金や追証の額がとんでもないことになる可能性も!
もしそうなったらすぐ買いを入れ、損失を速やかにストップしなければなりません。株価の流れや取引のルールがよくわかっていない状態で信用取引をやるのは大変危険なのです!
スイングトレードで負けないコツ:損小利大 損切りルールを明確にする
もし株取引で損が出たら、一定額に達したときに「損切り」するのが重要。5%下落、10%下落、などルールを決めて、損きり、ロスカットを忘れないようにするのが基本。
損小利大、で、損失をとにかく少なく抑え、儲けられる局面で利益を拡大するのがコツ。
スイングトレードに必要なもの
ネット証券会社の口座開設
基本的には手数料が安く、使い勝手が良い証券会社を選ぶのがコツ。
松井証券は1日の取引が10万円までは手数料が無料でサポートが充実しています。
楽天証券やSBI証券は一回の手数料額が低いこともあり利用者が非常に多いです。
マネックス証券やカブドットコム証券は、取引条件の指定が細かくできるなど、こだわって取引をする場合に良いです。
証券会社で少しずつ違いがありますから、少し時間はかかりますが自分にあった証券会社を選んで口座開設を行なっていきましょう。
情報ソースの活用
株式相場に関する情報をしっかり入手していくのが基本中の基本。下記を参考に自分にあったWEBサイトに登録していくと良いでしょう。
株式総合情報サイト
- ヤフーファイナンス https://finance.yahoo.co.jp/
- トレーダーズWEB https://www.traders.co.jp/
- 会社四季報オンライン https://shikiho.jp/
経済情報サイト
- 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/nkd/
株式情報発信・専門サイト
- みんなの株式 https://minkabu.jp/
- 株探 https://kabutan.jp/
その他有料サービスの活用
さまざまな有料サービスが株式銘柄選びや、取引手法の学習など、個人投資家をサポートしていますので、そういったサービスを活用していくのも選択肢です。
スイングトレードで勝てる銘柄選び
流動性がある出来高が多い株式から選ぶ
出来高が多い株式は、すなわち、多くの人が売買している株ということですから、現在の市場の流れや相場に沿って比較的意図した価格で売買できます。
反対に、出来高の少ない株式の場合、場にいる投資家が少ないので、自分が買いたい価格や売りたい価格で売買できない、欲しい量が揃わない、特定の投資家が大量に売買する事で株価が急騰、急落する、などということが起こってしまいやすいので注意が必要。
よって、安心なのは、東証一部や東証二部の銘柄など、時価総額が大きく、かつ、100株単位等、少額から売買ができる株式の中から選ベば良いでしょう。
移動平均乖離率でスクリーニングする
株価の過去何日間かの移動平均を示している移動平均線より、少し上(または下)の位置に出ている株式を選ぶのがコツ。なぜなら、上昇(または下降)トレンドの始まりであることが多いから。
ファンファメンタルズを確認する
現在の株価の水準は、その企業の業績や財務力などと比べて割安なのか割高なのか、そこを理解した上で短期売買を行うと失敗が少なくなります。
上場企業はどこも今季の業績予想、及び、昨年度までの業績を決算短信で公開しています。おすすめは、1株あたり純利益(EPS)の何倍かを示すPER(株価収益率)を使って相場感をつかむこと。その企業が属している業界のPER平均値などと比べた時、その企業のPERが高ければ割高の可能性があり、低ければ割安の可能性があります。もし大幅に高い、または低い水準で推移している場合には今の水準が相場と異なり、近い未来に本来の実力値に近い水準に株価が戻っていく動きが出る可能性がありますから、そういった部分まで確認しておくと良いでしょう。
まとめ
スイングトレードとは? ポイント
- 日中忙しいサラリーマンでも可能
- トレンドをチャート分析から見つけ出していく短期売買
- 上昇、または下降トレンドに乗り利益を増やす。(ただし、下降トレンドは信用取引のリスクに要注意)
株の投資を研究している時って、情報がたくさんあって大変ですよね。正直、突き詰めてしまえば、「株価の未来は誰にもわからない」訳で、「この手法が絶対正しい」なんてことはないのが正解ですし、株式投資にはリスクはつきもので、リスクをゼロにすることはできませんから悩んでしまうのも当然です!
そんな中、「効率的にお金を株式で増やしていきたい!」と考えるのであれば、スイングトレードを研究して行くことで、成功する可能性が広がります!
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