株価3倍を狙う中期保有戦略|中期経営計画で読むバリュー株投資

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

株で資産を作るやり方として中長期投資がある。

もし、購入した株の株価が3倍になったタイミングで1度売って別の株に買い換えたとします。買い換えた株がまた3倍になったととしたら、元々の原資は9倍になったことになります。もしこれが5倍で2回繰り返せたら原資は25倍になります。3倍、5倍となると極端な例ですが、+20%を2回繰り返したとしても、1.44倍になる訳ですから大きいですよね。

これは1つの考え方ですが、株で資産を増やすためには、保有株を定期的に見直していくことで資産総額を増やしていく考え方をもち、出来るだけ保有株の中で大きく株価が伸びてくれる株が出てくると良いという考え方を持っていくのが中長期のバリュー株戦略です。

具体的に考えていきましょう。

中長期で増やすなら、ポートフォリオは複数の株式に分散して投資するのが基本

卵は1つのカゴに盛らないが原則

有名な鉄則ですが、投資資金を1つにまとめてしまうと投資した株への依存度が上がり過ぎてしまい、その株式に何かあった時に資産を一気に失ってしまいます。できれば資産全体を10分割し、1銘柄には1/10程度の金額で投資するのが良いでしょう。

一方で投資を始めたばかりの方で資金量が無い場合にそれは非現実的です。その場合、当初は1銘柄への投資金額が、資金全体の1/2,1/3になるのも致し方無いです。徐々に株式投資に入れる資金量を増やして、銘柄数を多くできるよう努力していければ良いですね。

管理人が資産を大きく増やした際には1つの株式にかなりの資金を投入し、それが成功したことで最初資産量を増やすことができました。その時の投資総額は600万円で、1銘柄に300万ずつの2銘柄に絞った時に、1つの銘柄が爆発したのです。

 

余裕資金を投資に回す感覚で

基本的には余裕資金で投資しないとじっくりと中長期戦略を決め込むことはできません。この投資金額は無くなっても良い、と考えるのは間違いですが、「2〜3年は使わない資金」と決めて投資に回す感覚が必要です。生活費が足りなくなったら株の資金から取り崩そう、的な考え方は無くして、投資に回した分はしっかり増やす事を目的に運用することが重要です。

 

半年〜1年は保有する事をまず決めてしまう

中長期投資で少し下がったらすぐ売ってしまう、というのは戦略と実行があっていない投資方法となります。もし、中長期投資を基本に資産を増やしていきたいと考えるならば、一定程度は持ち続ける事を原則としてください。

基本は半年以上をまず1つのタームとします。決算が2回発表される程度までは待つということです。

投資する前に次に説明する中期経営計画を理解して、その企業の経営方針がわかる会社にしか投資しないことで、投資結果を待つことができます。

 

投資の前に「中期経営計画」を読み、経営方針と株価変動を予測する

中期経営計画を読めば、未来の株価予測は可能

中長期投資をする株式銘柄を決定する際には、必ず「中期経営計画」を読んで投資を決定してください。その企業が気になってから投資決定するまで、十分に時間を取っていただいて結構です。短期的な株の上下で買いのタイミングを逃しそう、といった事も気になると思いますが、目的が中長期投資ですからそこはブラさずに分析しましょう。

中期経営計画で以下の点をチェックしてください。

  1. 1年後、2年後の純利益予想額を確認し、自分でEPSの伸びを計算して株価を予想する
  2. 配当性向を確認し、中期保有期間にどの程度の配当が得られるか確認する
  3. 上記1、2の現実性について信じられそうか確認する

 

1の純利益の予想額は中期経営計画に記載がある筈。利益目標が無い計画は中期計画とは言えません。もし、純利益ではなく税引き前の「営業利益」で予測されている場合には、過去の決算から営業利益と純利益の関係を分析して純利益額を予想しましょう。(単純なやり方として、法人税率はだいたい35%程度ですので、営業利益の6掛けした数字を純利益予想額と仮定してみるのも良いです。)

純利益が予測できたらEPS(1株あたり純利益)の変化を出しましょう。純利益額を発行済株式数で割れば求められます。EPSが出たら、それに予想PERをかけて将来の株価を予測します。そうすると、利益の伸びが大きい企業であれば株価が1.5倍や2倍になる予測値が出てくる筈です。

さらに配当性向を確認して、配当がどの程度されるかも予測します。配当が出ていれば株価がもし保有時より下回ってもヘッジになりますから、どの程度の株価下落までは気にしないで良いかを考える材料にもなります。そもそも配当性向を高くコミットできる経営者は自分の将来の経営に自信がある経営者です。

それらが予測できたら、利益の伸び、配当性向の実現性が本当か?ということについて計画から読み取っていきます。

出来るだけシンプルな事業体の方が考えやすい

経営方針を読み解く上では、出来るだけシンプルな事業を行なっている企業の方が内容を読み取りやすいです。ウォーレン=バフェットがコカコーラ社などシンプルな事業を行なっている企業に投資をするように、単業態でその会社が狙っているターゲットが明確で、かつ市場の伸びに期待できる会社が良いでしょう。

時価総額が低い会社の伸び代が大きい

時価総額が低い企業の方が、利益が伸びた時の株価の伸びは相対的に大きくなります。トヨタや日立製作所のような会社の株価が2倍になるというようなことはまず無いですが、中小型株はあり得ますから、小さめの会社を狙っていくと良いでしょう。

過去記事から参考になる記事も参照の上、ぜひお値打ち株を探してください!

テンバガー株候補のスクリーニング条件|大化け銘柄を狙う

バリュー株|これから上がる「おすすめ割安株」の探し方〜オニールの成長株発掘法

お金を増やす株式投資|10万円が100万円!賢い成長株投資の方法

 

 

まとめ

株は1日で10倍等にはなりませんが、しかし、数年間かけると大きく化ける可能性があります。

中長期の視点での投資でぜひ成功できると最高です!

投資の成功。心より祈っております!

 

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