なぜ株で大損してしまうのか?|危険を避けて株式投資で成功する方法

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

投資するときに一番怖いのは元本を大きく割ってしまう事。これは私も怖いです。

 

特に「株って大損してしまう可能性があるのでは?」と不安になっている方が多いと思います。私も実際そうでした。株の場合には詐欺に引っかかるということはなく、投資するのはしっかり上場している企業の株式ですから、その点は大変安心できて信頼できる投資対象なんですよね。でも、相場の上がり下がりによって大きく損を出してしまう可能性もあるのが株であり、大きく値上がりして利益をもたらしてくれるのも株なんですね。

 

そんな中で、「大損だけはしたくない」という方に、大損してしまうメカニズムと、ここさえ気をつけておけば大丈夫というポイントをお伝えします。ぜひ参考にして株式投資に取り組んでいきましょう!

 

なぜ株で大損してしまうのか?|危険を避けて株式投資で成功する方法

信用取引を使うかどうかが大きな分かれ目。リスク回避なら現物のみ。

 

信用取引は証券会社に証拠金を預けることで、その証拠金の約3倍程度まで株式を売買できる権利を広げることができる取引手法。レバレッジをかけて取引する、というように言われますがテコの原理(レバレッジ)を使って、取引額を大きくできる手法です。メリットも多いのですが、デメリットも大きくなります。

 

例えば、信用取引で100万円を証拠金に300万円の株式に投資したとします。そのときに、300万円の株が10%上がった場合には、330万円となり30万円の利益が得られます。もしも信用ではなく現物で100万円買って、10%上がったら場合には利益は10万円ですから、レバレッジ効果で3倍の利益を得られたことになるので、レバレッジ効果は大きいです。

 

しかし、もしも何らかの理由でこの株式が暴落したとします。例えば、300万円の株式が200万まで下がってしまったとしたらどうでしょうか。100万円の損失が出ていることになり、何と元本である100万円が一瞬にしてなくなっていることになるのです! これ大変ですよね!

 

しかもです。仮に300万円の株式が150万円まで下がってしまったとしたらどうでしょうか? この場合150万円の損失が出ている事になり、元本の100万円以上に、50万円の損失です。元本100万円を失ったばかりでなく、50万円の借金が出きてしまっているのです。こうなったら痛いですよ。

 

ここであれ?と思った方がいると思うのです。もしも、株価が値下がりしても売らなければいいわけで、値上がりするまで待っていればいいのでは? 含み損が発生したとしても売らなければ損失は確定しないのでは?と思われた方がいると思うのですね。確かにそうなのですが、売らずに持っておくためには「追証(おいしょう)」が必要です。追加保証金差し入れ義務と呼ばれるもので、差し入れている保証金から、含み損を差し引いた額が、信用取引総額の20%未満になると、通常は翌々日の正午までに不足する保証金を追加で差し入れる必要があるのです。もし、追証を期日までいれられなければ証券会社が強制的に決済をして信用取引を終了させます。俗にいう強制決済です。どうでしょうか追証をいれますか?

さらに言えば、追証を入れたとしてもさらに株価が下がったら、追加で追証が発生する可能性すらあるのです。

 

株価には暴落をさせすぎないために値幅制限がありますので、「ストップ安」と呼ばれる値幅制限いっぱいまで下がった場合でも、いきなりゼロになることはありません。だいたい20%〜30%くらいが値幅制限になるケースが多いです。しかし、30%が2日続けば、100>70>49というように、株価は半額になってしまいます。信用取引をしている株で、暴落が数日続くようなケースになればもうそれはもう一大事です。

東証・値幅制限表

 

損切り設定を自動売買で設定しているかは大損しないために重要

 

現物株取引の場合も信用取引の場合でも、大損しないために重要なのは「損切り」。つまり下がったときにある程度下がったら一度その株式への投資はストップしてしまうという事なんです。投資は100%成功することはあり得ませんから、自分の意に反して株価が下がってしまうことは日常茶飯事です。このときにただ指を加えて見守っていても、一度下がり始めた株価はトレンドを形成して毎日下がっていってしまいますし、もしもまた上がってくることがあったとしても、それはいつのことになるか分かりませんから保有期間中その資金は何もお金を生み出さないことになってしまいます。

そうしないように、2%、5%、8%といった投資目的によって損切りラインを決めて、そのラインになったらササッと売却してしまって次の投資に向かう。これがとても大切なのです。

 

証券会社で「逆指値」という通常とは逆で、「下がっていってこの値段になったら売ってくれ」というように下がり局面でも株式を自動で売る設定ができます。これを有効に活用してリスクは最小限にしていくのが株式投資では非常に重要です!

 

 

大損する可能性は避ける方法はある。 リスクがあっても投資するから面白い! 資産を作って豊かに生きよう!

大損してしまう可能性は確かにあります。しかし、現物株で投資することに徹する、あるいは信用取引であったとしても1つの株銘柄に全ての資金を入れるのではなくて、分散投資でかつセオリーに沿って損切りを徹底して取引をすれば大きく資金をショートさせてしまうというのは逆に考えづらいとも言えるのです。

反対に株式投資のメリットは資産を増やせるという大きなメリットがあります。そのメリットをむしろ生かす方に注目して、資産を増やしていきたいですね!

まとめ

  • 信用取引を活用した場合
  • 損切りラインを自動設定していない場合

これらのケースが重複すると株の暴落の際などに大きく損してしまう可能性があるのが株式投資です。リスクには最大限に注意して、資産を増やしていきましょう!

 

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