株の短期投資の勝ちパターンとは何でしょうか?
実はその答えは「資金管理計画を立てて行動すること」これに尽きます。資金管理計画をしっかり立てて科学的に投資を行うことがコツです。
具体的な「このチャートの形で入る」とか「移動平均線が・・」等の技術面のお話はあるのですが、それよりも、投資計画・資金管理の方がより重要で、短期売買を行う場合ほど、実は計画的に投資を行うことが本当に重要なのです。
そうすると勝ちが科学的に積み上がっていくと同時に負けにくくなります。
感情にまかせて「負けたしまったから取り返したい」とか「今度は利益を大きく狙おう」などとその時その時の状況でトレードしていくと、結果的に資金量を減らしてしまうことが多いです。
この記事では、短期売買を行うときに、勝ちパターンを決めて、資金管理計画を立てる事について特集していきます。
目次
株|短期投資の勝ちパターンは、「資金管理計画」を立てる事!
資金管理計画がない短期売買は、ただの投機
資金計画があって初めて株式投資と言っても過言ではないのが、株の短期売買。
1取引あたりの資金量のルールや、何%で損切りするかなど、細かく規定しない状態でトレードに入っていくと、大きな損失を被ってしまう場合もあります。
期待利益率を考えることが資金管理計画作りのスタート
もし投資元本が同じ金額の投資案件があったとして、10回投資した場合の期待利益率を考えてみます。仮に3%の値上がりを7回、3回はマイナス2%で手仕舞いしたとすると、10回投資の期待利益率は +21%−6%=15%となります。株式投資の場合、投資元本が同じ金額であるということはありませんので、こういう風に単純にはなりませんが、トレードをしながら記録をとっていき、自分の投資案件に対する期待利益率を計算していくことでトレードの計画を立てていきます。
勝ちパターン・ロジックに当てはまるときしか投資しない事で、期待利益率を科学する
どんなときに投資をするのか?という投資ロジックを一定にする事で、期待利益率を検証していくことができます。例えば、常に移動平均線を使ったトレード手法をとり、短期移動平均線が中期移動平均線を超えてきて加速するタイミングでしか投資しない、などの勝ちパターンロジックを作り、その状況に当てはまる時だけ投資をするのです。
こうする事で、エントリータイミングを一定にして、そのロジックでエントリーした際の勝率を記録して自分の場合の勝率を出すことができます。
月間の投資目標を決めて、自分なりの投資ロジックを決める。
期待利益率や勝ちパターンの分析ができてきたら、月間の投資目標を決めてロジックを決定します。
例えば、月間+2%の収支を目標として、ポートフォリオは資金を10分割して投資を行うとします。
1ヶ月で20営業日があるとして、仮に1日1銘柄あたりの取引数は1回と決めれば、10銘柄で200回の売買のチャンスがあるというように母数が決まってきます。2日間で買いと売りを1回ずつ行うとすれば100回の往復トレードを行う事になり、仮に1銘柄あたりの保有期間を4日間平均とすると25回の往復トレード回数となりますね。
25回の往復トレードで
5回=+5%の利益確定
10回=+2%の利益確定
10回=▲2%で損切り
とした場合、月間トータルでの期待利益率はトータルで、1/10の資金量に対して+25%となるので、資本全体に対しては+2.5%となる、というように期待利益率が計算できるのです。
とすれば、勝ちパターンの投資ロジックで、上記の勝率を出せるか?という事の蓋然性が問われることになります。
月間の投資目標は+2%も出れば十分!
以外に低いと感じるかもしれませんが、月間の投資目標は+2%もあれば十分です。
仮に月+2%複利で回った時の元本の増え率は以下の表になります。
月数 | 元本増加率 |
1年後 | +26% |
2年後 | +60% |
3年後 | +100%(2倍) |
4年後 | +158% |
5年後 | +228%(3.2倍) |
もし先ほどの月利2%を達成し、資金量の1/10毎を投資に回し、というのを繰り返した場合には上記のような数字が達成できるわけですから、冷静にコツコツと投資を繰り返すことが重要なのです。
まとめ
短期売買ほど「資金管理計画」「投資ロジック」「勝ちパターン」が重要となります。
勝ちパターンを作り、どのような資金管理計画で投資を行うか?という考え方がしっかりしていれば、短期売買で恐れることなくトレードを行い利益を積み上げていくことができます。
投資の成功。心より祈っております!
コメントを残す