株・再投資のやり方|配当再投資で賢く増やせ!米国株・投資信託・日本株

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

株式を保有している魅力の1つが、配当金が支払われること。

この配当金を受け取った時に、配当金を使ってしまわずに、配当金を使って同じ株式をさらに買い増して、株式を増やしていく戦略が「配当再投資」戦略だ。

配当毎に保有株数を増やしていくことになるので、翌期に支払われる配当金は増えていくことになる。それをまた再投資に回していくことで、配当金が増えて、株数が増えて、というループを繰り返していくのだ。これは複利効果が効いてくるので、ジワジワと資産価値を増やすとともに、もし株価が一定額将来的に下落したとしても、元本投資分を守ってくれる効果もある。

具体的にどのくらいの効果があるのか、株の配当再投資のやり方を解説します。

 

株・再投資のやり方|配当再投資で賢く増やせ!米国株・投資信託・日本株

そもそも配当金とは?

 

単位株数を保有している株主に、株数に応じて支払われるのが配当金。

  • 配当性向:当期純利益のうち、どのくらいの割合を株主配当に回しているかを示している割合。最近は30%、50%、あるいは100%分以上を株主に還元しているような「高配当企業」も最近多くなってきている。
  • 配当利回り:配当金が株価に対してどのくらいの利回りであるかを示す指標
  • 無配:配当がないこと
  • 増配:配当金が増えること

 

複利効果が配当利回り分は効いてくるのが配当再投資戦略

下記の表は、仮に株価の上下動がなかった場合で、配当金を全て再投資に回した場合に原本がどうなるかを示した表である。

確認いただけると分かるように、配当利回りが高ければ高いほど、複利効果が高く発生していくのでそれだけで元本が増えていくのが分かる。

配当金は振り込まれるとボーナス的に使ってしまいたくなるのだが、それをグッと我慢して再投資していくことで、元本が効率的に増えていくわけです。

 

株価下落でも、資本がマイナスになる確率が低くなっていく。株価上昇なら効果はさらに高い。

先の表は株価が一定だった場合。配当再投資を行なっていると安心なのは株価下落局面のとき。配当で増やした分は株価が下落しても元本価値を損なっていない効果が出る。しっかり配当を再投資しておけば、仮に将来的に株価が下落したとしても、複利効果が効いて増えていた金額分については、元本価値は損なわれない「保険」がかかっている効果にもなる。

それであれば、長期的に保有している時には安心できる保有の仕方となるので、10年、20年と配当利回り分を再投資に回し続けることができれば、資産形成にとって非常に強い味方になっていく。

 

具体的に「配当再投資」を行うやり方は? 日本株・投資信託・米国株でのやり方

個別日本株で配当分を再投資(購入)していくには。

 

残念ながら、日本株で配当再投資を自動的に個別に行える証券会社は、2019年3月現在の管理人調べでは存在していない。

よって、日本株の株式再投資のやり方は、自分で配当が出たら再投資を行うという方法しか取れない。

ということは、配当金で単位株が購入できる銘柄でないと配当が出た都度の再投資は不可能であるとともに、単位株が買えたとしても残金が発生した場合、その残金は効率的に再投資できない。

 

日本の個別株で配当再投資を行うのに適しているのは、中小型株で配当利回りが良い株式を保有していく戦略となる。その場合、配当利回りそのものが複利効果になるわけではないことになるので効率は落ちていく。

例外的に、上場企業に勤務している方が加盟できる持株会等の制度がある会社などでは、配当金が支払われない代わりに再投資に回る方法で積立を行う場合がある。上場会社に勤務している場合には自社の積立制度を確認してみよう。

 

投資信託で「分配金再投資」を行えるファンドを購入する

個別株式ではなく、投資信託で分配金再投資を行えるファンドを購入する方法がある。気をつけなくてはいけないのは、手数料が高いものを選んだ場合、配当が再投資されたとしても手数料と相殺されるだけというような水準であればあまり意味はない。できるだけ手数料が安く、かつ、分配金が再投資されるタイプがオススメだ。

 

米国株のDRIP(配当再投資)を利用する

DRIPは米国株で用いられている制度で、配当再投資を効率的に行える。端数が出たりしてもしっかり再投資されていくので、個別株式の配当再投資がバッチリ行える。

日本の証券会社でDRIPに対応していて米国株を購入できるのは、2019年3月現在管理人調べで「サクソバンク証券」のみである。

 

サクソバンク証券の米国株投資の場合、気をつけたいのは、特定口座の源泉徴収有り口座の開設ができないため、株式譲渡益が出た場合には確実に確定申告が必要となること。

米国株を長期投資で保有したいと考えている方には魅力的な証券会社であり活用したい方法である。

サクソバンク証券 

Wikipediaよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF

デンマークの投資銀行の日本子会社。2010年に現在の社名に変更。日本証券業協会に加盟と比較的新しい証券会社である。

 

 

まとめ

  • 配当金を再投資すると複利効果で元本が増える
  • 株価下落でも投資元金の価値を損ないにくくなる
  • 日本株で個別に行うには自分で再投資を行うしかない
  • 投資信託で分配金再投資ありのものを選ぶのは一手
  • 米国株では証券会社を選べば再投資可能

うまく再投資戦略を活用して資産形成に生かしましょう!

 

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