株のスイングトレードで最適な保有期間は?|サラリーマン投資家のコツ

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

株のスイングトレードで勝ち続けて行くために、1回の売買での株の保有期間はどのように考えればいいのでしょうか?

 

細かく取引回数を多くして勝ちを積み重ねる方が良いのでしょうか? それとも1回あたりの利幅を多くとって多くの利益を狙った方が良いのでしょうか?

 

デイトレードが出来ないサラリーマン投資家にとって、スイングトレードは短期売買で成功するためには確実に身に付けたい手法です。この記事では、勝ち続けるために重要な株の保有期間について解説していきます。

 

株のスイングトレードに最適な保有期間は?

スイングトレードとは?

 

スイングトレードは数日から数週間続く株価のトレンドにのり利益を出して行く手法です。

上記のチャートでは、2つの局面が見えます

  • レンジ 一定の幅で株価がもみ合っている相場
  • トレンド 明確な方向性を持って株価が上昇する(または下降する)相場

このトレンド相場に乗って行くのがスイングトレードです。

 

スイングトレードの基本についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。

 

 

手法別の保有期間の考え方は?

運用スタンス 運用手法 保有期間 確認する時間軸
短期トレード デイトレード 1日未満 5分足~1時間足
スイングトレード 2日~2週間 1時間足・日足
長期トレード ポジショントレード 2週間~数ヵ月 日足~週足
長期投資 数ヵ月以上 週足~月足

 

運用スタンスで「短期トレード」に属するのがデイトレードとスイングトレード、それよりも長いという意味での「長期トレード」になるのがポジショントレードと長期投資となります。

短期トレードにはスキャルピングと呼ばれる秒速で上げ下げを捉えていく手法もありますが、一般的な個人投資家にそのような売買は出来ませんのでこの表では省いています。

 

なぜ、スイングトレードの保有期間は2日〜数週間なのか?

 

スイングトレードは短期トレードの1つ。短期トレードは、長期の未来に起こる不確実性は排除して、その代わりに比較的見えている短期の未来の値動きを予測することでキャピタルゲインを得て行くという運用スタンスをとります。

この運用スタンスの考え方の中で、デイトレードは1日以内に取引を終了していくのに対し、スイングトレードは最低2日から、長くても数週間の期間の中で株価のトレンドを掴んでいくことになります。

 

短期トレードは運用スタンスとして優れているのか?

 

運用スタンスを短期トレードとするメリット

  • 取引回数を多く出来る
  • 資金の機動性を保ち、日々最適な投資先に投資が可能
  • 未来の不確実性を排除できる

 

短期トレードの最大のメリットは取引回数を多くしてキャピタルゲインを積み上げることが出来ること。この利点を生かして、日々、最適な投資先に投資し続けて行くことができれば効率的に資本が増やせますし、最初に投下する資本量が少ない場合でも大きく資本を増やして行くことが出来るのです。

長期トレードの場合には長い期間レンジ相場であった場合にその期間は投下資本が増えていないことになりますし、将来大きく上がればハッピーですが、その保証はありませんよね。それに対して短期トレードは、比較的見えている短期の未来を見て取引をすることで「将来の不確実性」を極小化するのです。

 

デイトレードは翌日に株を持ち越さないことで、夜間に海外相場で起こった相場影響などによる不確実性も排除できます。さらに日中の取引時間中の中でも、朝の寄り付きの時間だけ、あるいは終了間際の時間のみ、など相場が大きく動く時間帯にフォーカスして短時間で取引を終了しキャピタルゲインを狙って行くのが合理的な考え方。

ただし、日中勤務しているサラリーマン投資家にはデイトレードは無理。故に、2日から数週間の中でトレードするスイングトレードがサラリーマン投資家には最適なのです。

 

 

勝ち続けるためには損小利大! 損を少なく、勝率と取引回数を増やすべし!

保有期間の中で、1度にどのくらいの利幅を狙えばいいのでしょうか? 

 

デイトレードにかなり近く細かく利益を積み上げていきたい場合には、2%〜3%の利幅を狙い、損切りも同様に考えることをオススメします。1日に起こる株価の変動は2%前後のことが多いです。細かく考えるならこの幅で、一旦投資したものの下げ基調になってしまったら戻る可能性があっても、株価が戻るまで資金の機動性が止まってしまうリスクを嫌って一度損切りして、別の投資機会に資金を振り向けるということ。

 

数日から数週間でトレンドを見て、デイトレードよりは大きく利幅を狙っていきたいという場合には5%〜8%程度の株価の変動幅を狙い、損切りも同様に考えていきます。スイングで行う以上、1回の利益幅はある程度狙っていかないとデイトレードに対して合理的でないと考えれば、このくらいの幅は狙いたいところ。こちらで勝率が上がれば利益を積み上げて行くことが出来るでしょう。

 

まとめ

スイングトレードの株の保有期間は2日〜数週間がベスト。それ以上に長くなれば、それは短期トレードとは言わず、ポジショントレードないしは長期投資の域に入ります。運用スタンスとして、取引回数を多くとる短期トレードの考え方を取る以上、2日〜数週間の波に乗り続けてキャピタルゲインを狙いましょう!

 

 

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