株のスイングトレードでうまくエントリーできて株価が上昇したのに、「いいタイミングで利確ができなかった」というケースは本当に多いです。「まだ上がるかも」「明日も上がるかも」とかそういう心理で持っておいたら、いつの間にかトレンドがレンジ相場に変わり株価が下がり、結局エントリー価格とほぼ同じ値段で売却、数日を無駄に、なんて下手なトレードをしてしまうと後悔の気持ちでいっぱいになってしまいます。
そんなことにならないように、エントリーする時点で利確ポイントと、損切りポイントをあらかじめ決めておき、自動的に売買されるように設定してしまうのがスイングトレードのコツです。
そうしておけば、日中仕事している間も株価が気になることもないですし、着実に利益を積み上げていくことが出来ます。早速具体的に見て行きましょう!
目次
株スイングトレード|利確・損切りポイントの決め方のコツ
最高値で売ることは目的としないことが重要!
ボトムで買い、ピークで売りぬける、聞こえはカッコイイですがそんなことは出来ません。出来たとしてもたまたまです。再現性のある形にするには、トレンドの目が見えてきたらエントリーして、ピークに達する前に売り抜けてしまうこと。これが再現性のある投資方法です。1度の利益額を最大幅にすることを考えずに安定的に稼ぐことを目的とした方が健全です。「もっと持って入ればもっと上がったのに」という後悔はして良いことにすればイイのです。1度のトレード時間を短くしてコツコツいきましょう!
利確ポイントをあらかじめ決めておいて、エントリーと同時に売買予約をする。
買いでエントリーする場合なら、エントリー価格からの利確ポイントは、例えば5%上がった価格、3%上がった価格、10,000円上がった価格、など自分の中でルールを決めてしまって淡々と設定してしまうのがコツです。
リスク・リワードの関係性をトレードでどう考えるか?がまずはベースとなります。損切りラインを2%と定めて、利益も+2%で設定、という場合には勝率が高まらないと利益を積み上げることはできません。一方で、損切りは-2%と厳しくして、利益は+5%等の考え方で伸ばしていくと考えれば損小利大の考え方となり、トレード回数が伸びていく時に勝率が多少悪くても利益を積み上げていくことができます。
またエントリーする株の状態によっても違います。明らかなトレンド要素で、5%と言わず8%等の上昇も期待できるような下げる要素が見当たらないのであれば売りのポイントは高くするのが良いでしょう。そうではなく、いつレンジ相場に戻ってもおかしくないと考えているのであれば、3%〜5%程度の上がり幅のところを利確ポイントとする、または+10,000円、+50,000円といった、投資元本額から考えてこのくらいの利益が取れれば十分というラインを設定してしまいましょう。
利確は多少伸びなくてもトレード回数をあげて行き、損切りを厳しくしていくことで利益を積み上げるほうが堅実にいけます。元本からの伸び率は、月間で10%〜20%増やせれば相当成績としては優秀です。あまり欲は出しすぎずに行きましょう。
(注)利確ポイントの指値売りと、逆指値の損切り設定が同時にできない場合は、損切り自動設定を優先した方が無難です。
損切り額も決めてしまい、逆指値を入れてしまう。
損切りは、短期のスイングトレードでやる場合には、−2%〜−3%程度で設定してそれを下回ったら一旦ポジション解消とするという考え方が合理的です。
そこで生きてくるのが逆指値です。証券会社によって、指値の売りと逆指値の売りを同時に入れられる証券会社とそうではない証券会社の両方があります。利確の指値売りと同時に逆指値の損切りポイントを入れられるのであれば、入れてしまったほうが効果的です。もしいずれかしか入れられないとしたら、考え方ですが損切りの逆指値を優先した方が火傷する可能性は低いでしょう。
時間も有限な資産。明確なトレンドでない限りには早めに利確してしまうのが結果的に安定的な運用につながる。
まだトレンドが続くのではないか?と株を持ち続けて株価が一定の水準で含み益を抱えたまま推移している状態になることがあります。この時、ポジションは下げのリスクにさらされていると同時に、他の儲かる株に投資できる資金を安定している株で寝かせてしまっていることにもなるわけです。この状態は少し勿体無い状態です。
もし短期売買で儲けを出していこうとしているのであれば、資金の回転率は高めた方が効果的。ゆえにトレンドの伸びが止まったと判断したら、サクッと利確してしまうのが効果的であると言えるでしょう。
まとめ
頭と尻尾はくれてやれ、という投資格言があります。ピークで売ることは考えずに、流れに乗って利益を積み上げていきましょう!
別の記事でも利確ポイントについてまとめていますので、さらに細いポイントが知りたい方はぜひご覧ください。
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