株で大損した失敗例から学ぶ<常に注意すべき視点7選とその対策>

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

株式投資で一番怖いのは、全資産を一気に失ってしまうような事態ではないでしょうか。

貯金していても全然お金が増えないので、資産を投資に回して増やしていこうということ自体は必要なことです。しかし、元本保証が100%でないのが投資の世界ですから、元本が減る事態は常に起きる話であり、ある程度は受け入れられます。しかし、一気に資産が減ってしまうような事態だけは避けたいものです。

この記事では、株式投資において大損してしまう事例・リスクと対策についてまとめています。自分の前でも起こるかもしれない事象ですから注意しておきましょう。

 

株で大損した失敗例から学ぶ<常に注意すべき視点7選とその対策>

視点1 株式市場全体の急落がいつ来るかわからない

 

常に投資家が恐るべき事象はこれです。古くはブラックマンデー、サブプライムローン問題に端を発した2008年のリーマンショックなど、大きく株式市場全体の暴落が起きた時、投資家はスピーディーに行動して対応することが求められます。

世界規模の大暴落が起きたときには、保有株をそのままにしておいて大損を出してしまうケースが大多数。特に、信用取引でレバレッジをかけているときには急激に下がって多額の追証が発生、というのが目も当てられない事例が発生してしまうのです。

 

これを避けるためには分散投資を心がける事、そして、米国、海外の動向による日本市場への影響に目を光らせていくしかないです。日本の夜間に開いている米国市場で先行して何かが起こっていないか?という視点は常に重要となります。経済ニュースには特に関心を持って世の中の動きを追って行きましょう。

 

視点2 急騰の次に、急落あり

 

株価が急騰した後は、必ず一定の下落があります。もし、急騰に乗って銘柄を購入した場合には要注意。その裏には空売りを仕掛けて来る大手投資家、個人投資家と、塩漬けにしていた株を持っている投資家の売りが大量に出て来る可能性が高いからです。

 

何かの影響で株価が急騰した場合、そもそも急騰に至る過程で出来高が増加しているわけで、そこで大量に買っている人たちがいるからこそ株価が上昇しているわけです。ということは株価上昇の最初の局面で大量に買った人たちは、まず上がった後にすぐ売って来る可能性があります。次に、急騰した株を見た個人投資家や大手トレーダーは、空売りを仕掛けて株が下がった時に利潤を得ようとします。この動きで売り玉が多くなり株価は下がりやすくなります。さらに、もしその株式が過去は高値で取引されていた株だった場合、ホルダーの中には高値で買って塩漬けにしていた投資家がいる可能性があります。この人たちは今がチャンスと売ってきます。このように売り勢力が急騰の後には強く出て来るので、株価は下がる傾向にあるのです。

急騰の最終局面でエントリーした場合が要注意。早く売却して利益を確定してしまいましょう。

 

視点3 信用取引のレバレッジに注意

 

信用取引でレバレッジをかけて購入した株が急落した場合、元手金額を大きく減らす結果になったり、場合によっては元手以上に損失を被る可能性すらあります。信用取引を活用した取引をする場合にはこのリスクに非常に注意する必要があり、基本的にはデイトレード でその日のうちに手仕舞いして、翌日や週明けに株を持ち越すことはないようにするのが無難でしょう。

 

しかし初心者の方の中にはレバレッジを最大にかけて株式を保有しているにもかかわらず、含み損がある状態で週末持ち越したりしてしまうこともあるようです。例えば、金曜日の日本の市場の終了後にアメリカで金融問題が発生し、月曜日の朝から下げ相場一局となり、そこでうまく株が処分できずに損失が発生するなどのリスクを取ってしまうことにもなりますから、信用取引を行う際には基本的にはデイトレードで行うか、初心者の方は現物取引のみに限定する方が堅実です。

 

視点4 借金で始める株取引の罠

 

もともと借金で投資を始めてしまうと大失敗に繋がります。理由は投資がうまくいったケースは良いのですが、投資に失敗すると、借金を返せなくなりますから、取り戻そうとしてどんどんリスクの大きい取引を行ったり、希望的観測に基づいてセオリーに反する取引を行ったりして損失を拡大してしまうことが多いのです。投資は余剰資金を使うことを徹底しましょう。

 

視点5 金融機関の営業マンの勧めの罠

 

金融機関の営業マンは取引回数を多くして手数料を高くあげることが求められています。そんなことはない、と思うかもしれませんが、営業マンの目的は必ずしも顧客の資産残高を高くすることと一致していないケースもあります。もし、証券会社の営業マンとの間で株式投資の話をしているとしたら、勧めて来る背景によく注意して、話を鵜呑みにしすぎないことです。

 

視点6 1点集中投資のリスク

 

「卵は1つの籠に盛るな」とは投資のたとえですが、本当にこのことは大切です。1つに集中投資した株が何かあって暴落したりしてしまうととんでもないことになります。1つに集中した方が上がったときに利益が出やすいのでは、というように考える人もいるのですが、むしろ反対にリスクも高くなっていることを忘れてはいけません。リスクを少なく分散投資を基本としましょう。

 

視点7 企業不祥事に対する備え

 

企業不祥事が発表されるのは、株式市場への影響を加味して午後3時以降になることが通例です。投資している企業からの発表がないかは常に目を配って情報が入る状態にして起きましょう。何かあった場合、夜間のPTS市場等から動きが活発となり、翌日の朝9時からの取引でどんなことが起こるのか、そこで自分はどうすべきか、常に考えていく必要があります。値下がり確実という内容の不祥事ならば、ある程度損することは覚悟の上で株式を手放すことをまずは検討すべきでしょう。こういうときは思い切った対応ができるかどうかが勝負を決めますから、腹をくくって行きましょう。

 

まとめ

株で大きく損をしてしまう失敗例についてまとめました。このケースは誰が悪いことでもないのですが起こってしまうときには起こってしまいます。だから常に気をつけて、投資活動をして行きましょう。

 

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