株「板情報」の見方

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

株注文画面に表示される板情報。

この板情報の読み方を解説していきます。

株「板情報」の見方

板情報とは?

上記の右側に表示されている一覧表が「板情報」です。

真ん中に気配値として株価があり、その株価毎に、左に売り株数と、右に買い株数が並んでいるののが板情報です。

この情報を元に、今、いくらで注文を出すと約定するのかを考えていく事になります

 

株を買いたい場合の板情報の読み方

この場合、6758円の売りが600株あるという意味です。6759円の売りは4600株分あるというように読みます。

ケース1 指値で出来るだけ短い時間で売買を成立させる時の見方

もし100株を最安値で買おうとした場合、6758円の600株の売り玉のうち、100株を購入できれば良いと考えて注文を出せば買える可能性があります。

ただし、あなたの6758円の買い注文と同時に、6759円以上の買い注文が複数入った場合はどうなるでしょうか? これは6758円で売っている株式は、より高い買い注文に買われてしまいますから、あなたの注文は注文を入れても買えない可能性もあります。買い優先の株価が上昇している局面では、こういう事が往々にして起こります。

ケース2 指値で出来るだけ安い価格で買いたい時の見方

例えば、上記の買い注文を見ると、6749円に5100株の買い注文が見えます。これは、「株価が6749円以下まで下げて売ってくれる人がいるなら買うよ」という注文ですね。あなたも同じように、今より安い株価で売ってくださいね、という事で安い指値を入れる事は可能です。

普通考えると現在の株価より、わざわざ安い価格で売る人はいなさそうなのですが、株の世界は色々な事情があります。もともと、さらに安い価格で株を取得していた人であれば、保有価格より上の価格で売れれば利益は出るわけですから、そういう人もいます。または、保有株を多量に一度に売りたい場合もあります。例えば、この場合なら、当日中に10,000株程度を売りたいという大口投資家がいるとすれば、株価を下げて売っていかないと捌けないわけですよね。

株を売りたい時の見方

上記の表は同じ表ですが、売り手の目線から見てみましょう。

いますぐ100株を売るなら、6752円、6751円あたりで売り注文を出せば約定してくれそうです。もし、10,000株を売ろうとするなら、1000株分くらいまでは6750円付近で約定させられそうですが、残り9000株は6747円付近、または状況によっては6745円の17500株の買い注文に当てて売り注文を出さないと売れないかもしれません。

このように、買い手の心理を読むのに板情報は重要です。

 

なぜ、売り板は株価より下、買い板は株価より上の表示はないのか?

答えはすぐ約定してしまうから表示はされないのです。

例えば上記の例であれば、6760円で買い注文を100株出せば、相場より高い買い注文ですから瞬時に約定します。同じように6740円など、相場より安い売り注文を出せば、これも瞬時に約定しますね。

このようにすぐ約定していきますから、板情報は、株価より売値は上、買値は下の株数が表示されていきます。もし、その値段で注文が入ってすぐ約定しないような数の注文があった場合や、売買量が多い時には気配値含めて表が随時更新されていき、株価が出来高と共にグングン上昇するか、グングン下降していくという事になりますね。

逆に言えば板の情報をリアルタイムでみていると、株価がこの先どう動くかを予測できるようにもなるわけです!

 

板情報にある「S」や「特」の文字の意味は?

Sはストップ高、ストップ安を意味します。

特は注文が買いか売りどちらかに偏っている「特別気配」を示しています。

これらの表示が出ている時には株価は上下どちらかに大きく動いている時ですので、取引に参加する時には細心の注意を払って入らないと大損する場合もあります。

 

成行で注文を出せば、板情報に合わせて取引がされる

これまでの例は指値で注文を入れる事例で紹介してきました。成行で注文を出せば自然に今の板情報に合わせた取引がスムーズに行われますので、すぐに決済したいという時には成り行きが便利です。

ただし、成り行きの場合、株価が急激に動いているような時には予想以上に高く買ってしまったり、安く売ってしまったり、ということもあり得るので、使い方はよく考えて注文を出しましょう。

自分の想い通りにトレードするという意味では、指値が有効です。

まとめ

板情報についてまとめます。

  1. 現在の株価に対して、売り株数、買い株数が表示されている
  2. 売りたい人、買いたい人の心理を読んで注文を出すのがポイント
  3. 板情報を読めれば、今後の株価の流れも予測できる

 

デイトレードで株の売買を行う場合には必須のスキルとなる板読み。

サラリーマンの方で日中取引ができない方が、前日夜間に取引注文を出したりする際でも、当日朝や昼間にに板情報を見ながら自分の注文がどのようになっているかを確認すると、市場の流れの中で注文がどう処理されたかがわかり、今後のトレードの指針になるはずです!

投資の成功、祈っております!

 

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