資産1,000万円があなたの口座にあったとしたらどうでしょうか?
かなり嬉しいですよね。
子育てなどでお金がかかる時期であれば一時的な生活費の補填にも使えますし、貯蓄しておけばいざという時安心ですよね。老後の生活は年金だけでは足りないと言われている時代ですから、ある程度の資産は現役時代に作っておきたいものです。
では、資産1,000万円を株式投資で形成するとした場合、投資を始める資金としてはいくらくらい必要なのでしょうか? この記事ではサラリーマン投資家の方が現実的に出来る投資パターンをいくつかシミュレーションして見ましたので紹介していきます。
目次
株を始めるにはいくら必要?|資産1000万円シミュレーション
運用は「複利」が基本
まずシミュレーションの前提となる基本的な考え方を紹介します。
資産形成の基本は、ズバリ「複利運用」すること。
利益が出たら、その利益を元本に加えて元本を常に大きくし続けて行くのです。出た利益をすぐに使ってしまうと元本は増えず、お金は増えていきません。グッと我慢して利益を使わずに元本に加えて、増えた元本を元手に投資してまた利益を出して行きます。この考え方が複利の基本です。
最初はなかなか増えないのでモチベーションが上がらず、つい使ってしまいたくなるのですが、数ヶ月経ってくるとジワジワと元本が増えていて、それが数年経つ頃には気づけば2倍、3倍に増えていくのです。資産形成には複利運用を有効に活用しましょう!
目標の年収益率は10%~20%。資産を減らさないようにするのが重要。
年間の収益率目標は10%~20%を目安として自分で定めると良いでしょう。
「年間10%って低いな〜」と感じられるかもしれません。しかし、安定的に元本を増やして行こうと考えると、地道にコツコツと増やして行くのが王道なのです。年間10%であれば、月に1%増加していればいいわけですから、だいぶ楽です。時には月に5%以上増やせることもあるでしょうが、場合によっては減少してしまう月も出てくるでしょう。そういった事を平均して、年間10%~20%の収益率を目指すのです。
資産形成で重要なのは大きく資産を減らさないようにする事。
当たり前と思うのですが、これが結構難しいのです。なぜなら1度大きく減らしてしまうと復活させるのが難しくなるからです。例えば20%減少した資産をもとに戻すには、+20%の運用収益ではダメで、+25%の運用収益が必要となります。株は上がるのも一瞬ですが、下がるのは本当に早いです。とにかく損を少なくして行くことが資産形成には重要なのです。
300万円スタートなら、年収益率10%,16年で到達
さて、シミュレーションです。元本として300万円を用意できる場合、年収益率10%で、そのうち20%が所得税として控除されるという前提で考えると、16年で1,000万円に到達します。10年目で倍の600万円に到達して、そこから6年で1.6倍に急成長していきます。
100万円スタートの場合、年収益率20%なら16年で到達
次に100万円スタートで、年収益率20%まで引き上げることができれば16年で到達する計算です。今回は元金を100万円、年収益率20%の場合で計算して、16年で10倍になっています。実に元金が10倍というのは実際には凄い事ですよね。
ちなみにですが、300万円で20%で複利で回るとこうなります。9年で1000万円に到達し、16年では3200万円に資産が増加しています。
具体的な投資方法はどのように実践するのか?
トレードの手法としては短期売買のスイングトレードで、確実にトレンドが見えている株にのみ投資するという方法で固く投資して行くのが賢明です。安定的に成長する見込みの株式があれば長期保有で一定数持ち続けるのも良いでしょう。
イメージして欲しいのは証券会社の口座にある金額のうち、常時どのくらいを株式ポジションに変えて運用するかという点です。
元金が小さいうちは、かなりの割合を株式のポジションに変えてトレードによって利益を作って行くことになるでしょう。しかし、元手が大きくなってきたら、必ずしも全てを株式のポジションに変えてしまうことが良いかというとそうではありません。相場の地合いが悪い時には1度換金して投資をストップし、様子を見てまた再開する方が良い時もあります。また、口座に現金で持っておいて、少額をまず投資し、その投資した株がイメージ通りに動いてきたらさらに買い増して行くというような手法を用いて徐々に増やして行くと良いでしょう。
もっと低い元手から始めて大きな資産を作る方法はないのか?
まずは100万円を狙っていく
元手が30万円、50万円といった場合には同じようにコツコツやりながら、まずは100万円に元金を増やすことを目標にすると良いでしょう。100万円を1000万円にすることを次に狙っていきます。100万円を貯めるには投資で増やすのももちろんありですが、実は節約したりボーナスなどの収入から投資資金をまとめたりといった事も有効ですから、初期段階はまずは100万円を作ると良いです。
信用取引の活用でレバレッジをかける
投資に慣れてきたら信用取引でレバレッジをかけていくことで成功率を高めることができれば、薄い利幅でも収益性は高める事が可能です。ただし失敗した場合のリスクも同様に大きくなりますから、その点は要注意で取り組む必要があります。
急成長株狙いの情報配信サービスや、FXのバイナリーオプションという手もある
過去の株価を分析して急成長する可能性がある株式銘柄情報を配信しているサービスなどが有料で存在しています。そういったノウハウを購入して実践することで少ない元手を増やすことにチャレンジするのも手。私もいくつか有料サービスは購入した経験がありますが、そのノウハウ通りに実践することで利益が取れるものは存在しています。
また、FXのバイナリーオプションなど、即金性が高い投資方法で元手を形成するという手もあります。ただし、これはリスクが高い方法になりますから、しっかりとしたノウハウとセットで実践するなどしないと元手を増やすつもりが、逆に減らしてしまったということになっては元も子もありません。その点は注意して取り組みましょう。
まとめ
今回のシミュレーションで出した16年という年月は結構長く途方もないように思えた数字かもしれません。しかし、逆に言えば早くから計画的に取り組んでいく事でリスクを少なくして資産形成する事が可能ですし、うまくいって年収益率が高まる年があればもっと早く目標に到達できます。
投資で得られる効果として大きいのは投資を継続する事で「経験値」が上がる事です。経験を積んでいけばそれは一生の資産になっていきます。投資に一定期間真剣に取り組んで、資産形成とともに一生涯困らないスキルを身につけていければ良いでしょう。
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