株|信用取引のリスク「2階建て」とは?

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

信用取引はリスクがあります。

特に「二階建て取引」はリスクのある買い方として有名です。どのような買い方でどんなリスクがあるのか? 解説していきましょう。

信用取引・2階建てとはどんな取引?

2階建てはどんな取引?

2階建て取引とは、同じ銘柄を、現物と信用取引で買うことで、信用取引の担保に、現物株を当てている場合です。

信用取引で株を購入するためには証拠金を差し入れる必要がありますが、保有している現物株を信用取引の担保にすることもできます。この時に、ある株を現物株で保有し、それを担保に信用取引で同じ銘柄を購入する事を「2階建て」と呼びます。

2階建ての効果は?

通常の証拠金を入れて買う信用取引は3倍までとなります。

しかし、2階建てを使うと信用部分で3.66倍、現物と合わせると4.66倍まで保有する事ができます。

現物株の金額 × 80%(代用有価証券掛け目) ÷ 30%(委託保証金率)まで買えますので、現物株の金額を1とすると、1×0.8÷0.3=3.66となるので、現物株の金額の3.66倍まで買えるわけです。

元手で買った現物株と、現物株の3.66倍の信用取引、合計4.66倍のレバレッジです。

2階建てのリスクは?

レバレッジが高くなった分だけ、リスクは上がります。

もちろんメリットも大きく、株価が上がった時には現物株だけを持っていた場合の4.66倍利益が出る訳ですから、これは大きいです。

しかし、株価が下がった場合、特に大きく暴落した場合のダメージは計り知れません。例えば、1日に5%株価が下がった場合、現物株のマイナスは5%。それに対して3.66倍の18.3%分信用分でマイナスになっていますから、合わせて23.3%分も、元手金額に対して損失を出していることになるのです。

もしこれが10%ダウンだったら、46.6%マイナスとなります。結構凄い額です。

 

さらに、評価損が増えるだけでなく、担保の現物株の評価が下がることで維持率が悪化し、追証が発生するリスクも。

非常にリスクが大きいので、証券会社側では二階建て取引に対して制限がある場合も多いです。

 

まとめ

初心者は信用取引には要注意。特に2階建てなど、リスクが大きくなる取引はやらない方が賢明。

投資は元本を減らさない事が一番重要ですから、それを肝に命じて取り組みましょう!

 

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