「スイングトレード難しい!」と思う初心者の方へ。簡単にするコツ

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松田 直樹 (Matsuda Naoki )
副業投資家|株式投資歴25年|アパート6棟122室保有・家賃年収9000万円|副業用法人5期運営・事業売上累計5000万円|株式投資歴25年|不動産投資&ネットビジネススクールBE FREE主宰|3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

 

スイングトレードって難しい!」と思われている方多いと思います。私も最初はそうでした。色々と考えることが多いですし、銘柄分析にも時間がかかるし、っていうことで株のスイングトレードは難しいですよね。

しかし、スポーツでもなんでも一緒なのですが、「難しい!」と感じていることを簡単にする方法があります。それは分解して順番に考えていき、分解した部分毎にフォーカスして対策を考えていくことなのです。

 

例えば、テニスのサーブであれば、スタンス→トスアップ→トロフィーポーズ→インパクト→打った後の対処、というように一連の動作を分解して考えることができますよね。そうすると自分がどこでいつもつまずいているのか、どこで迷っているのか、などがクリアになってくるのです。

この記事では株のスイングトレードが難しいと感じている初心者の方に、一連の流れを分解して解説していきますので、自分がどこでつまずいているか明確になり、成功するスイングトレードの手法に近づくことができます!

 

株のスイングトレードは難しい!と感じている初心者は、流れを分解して整理して、自分がどこで失敗しているのか明らかにすべし!

難しい!と考えている人は、何をどのような順番でやるべきかが間違っていたり、あるいは色々考えすぎてしまってシンプルにやり方が整理できていません。またはスイングトレードと言いながら、いろいろな投資方法を試そうとして複雑な投資をやってしまっていたりします。重要なのはやり方を整理してフォーカスすること

 

私がオススメするのは以下の順番で自分の思考を整理し、やり方を絞ることです。

  1. 投資スタイルの選択
  2. 勝ちパターンの整理
  3. 銘柄探し
  4. エントリーポイントの発見と投資
  5. 損切りの判断
  6. 利確の判断

初心者の失敗にありがちなのは、2と3が逆になっている考え方で詰まってしまっているケースと、4と5が的確に行えていないという実践的な行動で失敗しているケースです。早速1つ1つ見ていきましょう。

 

順番1 投資スタイルの選択

 

まず根本ですが、株式投資をするにあたって、スイングトレードが良いかどうかで迷ってしまっていたりしては先に進めません。株式投資のスタイルには短期投資と長期投資があり、そこが大きく違います。あなたが長期的に同じ銘柄の株式を保有して資産形成していきたいと考えているならば、まずは短期売買が向いていないことになりますから株のスイングトレードは行わない方が良いです。下手にやるとリスクだけ広がってしまいます。

 

短期売買で利益を積み上げていこうとすると、スキャルピング、デイトレード 、スイングトレードの3つが手法として残ります。スイングトレードは数日から数週間のトレンドに乗って投資していく手法です。スキャルピング、デイトレード に対してのデメリットは株を持つ時間が長いので不確実性が高まること、メリットは日中市場が空いている時間に張り付く必要がないこと、波が継続している場合には利益額、利益率を大きくすることができることです。

サラリーマン投資家で、株式の短期売買を行いたいと考えているのであれば、手法はスイングトレード一本に絞って研究すべき。ここから目を背けてはいけません。

 

順番2 勝ちパターンの整理

 

次にトレードでどのように利益を出して行くのかの戦略を立てることが重要です。

  1. 現物買いのみか、信用取引を使うのか?
  2. 安く買って高く売るのか、高く売って安く買うのか?
  3. 上がり始めた株を買って、上がったところで売るのか? 下がった株を買って上がるのを待つのか? (上がった株を売って、下がったところで買うのか? 下がり始めた株を売って、下がったところで買うのか?)

主に上記3つのポイントに答えを明確に自分で出しておくことが重要です。信用取引を使えばレバレッジを効かせられるし、空売りエントリーが可能になります。しかし、信用取引ではリスクが広がって預けた証拠金以上に損失が広がる可能性もあります。初心者にオススメは信用取引を使わずに現物株式のみで勝負することですが、ここのスタンスは本人次第でもあります。まずここを決めるべき。それが決まれば自ずと2の質問には答えられるはず。

 

ポイントは3です。すでに上昇にしても下降にしてもトレンドが明確に見えてきている株に投資していくのか、あるいはまだトレンドは発生していないけれども、確率的に今後上がるであろう(下がるであろう)株に投資するのか、ここは大きな違いがあります。トレンドが明確に見えてきている株は銘柄の中では少ないですが、ここに乗れれば利益を出せる確率は高まります。一方、まだトレンドは明確ではないが投資してその後読みが当たれば、大きな利益を出せますが、でもトレンドが予測通りに動くかというと不確実性が高いです。私のお勧めはトレンドが見えてきている株だけを投資対象する方法ですが、ここのスタンスは決めてください。

 

順番3 銘柄探し

順番2の視点が定まったら、初めて銘柄探しができます。銘柄探しは条件を切ってスクリーニングして行くことになりますから、参考に以下の記事をご紹介いたします。

参考: スイングトレードに適した銘柄が見つかるスクリーニング条件とは?|株|

 

順番4 エントリーポイントの発見と投資

 

銘柄が絞られてきたとして、その中で本当に投資するかどうか、いつ投資するかどうかの判断が求められてきます。おすすめは順番2で書いたことと一緒ですが、トレンドがすでに見えてきている株に投資することです。理由は、最初のうちは利益率を大きくしようと考えるよりも、とにかく損しないことを優先して投資をし、元本を減らさないようにすることが極めて重要だからです。そこを優先順位にすると、今後のトレンドについて不確実性が高い状態で投資するのはリスクが上がるから。

トレンドが見えてきている株にしか投資しない、というように決めると自ずと投資対象が絞られ、時にはスクリーニングした株式の中で1つもそれに当てはまらないというときもあるでしょう。こんな時にはやすみましょう。「休むも相場」という格言もありますが無理に毎日投資することが成功のポイントではありません。

 

順番5 損切りの判断

最重要と言えるのがここです。損小利大の考え方から損失の許容額を決めて、もうその損失が出たら、あるいは投資のイメージと違ったら、さっと損切りする。もうこれだけです。

さっと損切りして次に向かう! これ気持ち切り替えていきましょう!

参考:株スイングトレードの資金管理必勝法|損失許容額を最初に決めるべし

 

順番6 利確の判断

 

最後は利確です。ポイントはトレンドが続くかどうかだけです。もう下がるトレンドが見えたら売るべきですが、下がるトレンドが見えていないのに、「下がるかもしれないから」というような感覚でとりあえず利確する、ということをやっていると利益が増えていきません! ここは冷静に、トレンドが続くかどうかを見極められるようになりましょう!

 

まとめ

どこが自分が悩んでいるポイントかどうかわかりましたでしょうか? 自分の苦手なところを明確にして、そこにこそフォーカスして治して行く、これを続ければ必ず取引はうまくなります! スイングトレードで難しいと感じていても、簡単だよと言える日がくることを信じて投資を継続していきましょう!

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